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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:16 合宿最終日・巡り巡って勘違いは加速する
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「……しかし、でもそうか。サトにも恋人ができて、生まれるのは響とはななのか……そうか」

 考え込むような王様と対称的な、少し落ち込むようなアインス。
 ……おや? 咄嗟に王様とアイコンタクトで意思疎通。

 ―――このリアクションってなあに?

 ―――知らぬ。が、我にもわからん。

 短く交信するけど、二人して分からない。だって、そんな様子は今まで無かったから。
 恐る恐る首を傾げながら……。

「……アインスは、サトのこと好きなの?」

 一瞬顔を赤くしたかと思えば、視線を泳がせながら。

「……なんだかんだで、家の皆や主以外でここ一年で、一番接した人だからな好意位は持つさ」

「「……あー」」

 確かに、と思う半面。ベルカ式の設定するためにサトがよく八神堂に行っては作業してたもんねぇ。
 うちのお店には震離が、総本山では流がやってたけど……そっかぁ、アインスって、そっかぁ!
 すぐに王様に視線をグリンっと向けて。

 ―――LOVEかな? LOVEかな!?

 ―――……色々形が有るだろう。親愛、敬愛、Likeの派生かもしれぬ。

 なんて、目では冷めた事言ってるけど、顔が若干紅い辺り、やっぱり王様も気になってんじゃーんって。
 だけど、主はやてLOVEだと思ってたアインスがねー。
 
 まぁ分からないことはないけどねー。なんだかんだで気配り上手だもん。多く話さない代わりに、エスコートしてくれるし。さり気ない仕草は見てて感心するし。
 そのお陰で男性人気よりも、女性人気が高くて。シグナムとうちのフェイトと人気を争う程だもんねぇ。
 騎士っぽいシグナム。王子様っぽいフェイト、その中であまり試合に出ないのに人気を確立してるサトは凄いなぁって。
 実際、初心者の育成……と言うかはじめてのプレイヤーに丁寧に教えてくれるしねぇ。
 ……お蔭で、ベルカプレイヤーすごく増えた時期も合ったしね!!
 
 あれ? でも待って。皆食事してた中で確か七緒が気になることを……あれ?

「七緒が言ってたけど。サトと響とよく似た人が居たって言ってたから。

 ……将来サトの旦那様になる人?」

 思わず呟いた一言で、空気が凍りつきました。そして、ふと視線を感じて振り返ってみれば。

「……聞いたシュテルん?」

「えぇ、面白い事を聞きましたね」

 シュテルが今まで見たこと無いような顔で、ニヤリと笑った瞬間。

「ま、まて二人共。今のは―――」

 王様が慌てた瞬間、二人共ダッシュで移動してった。マジかぁ。


――side七緒――
 
「「っくしゅん」」

 ……やっぱり似てる。いや、似てるじゃなくて、同じ行動パターンなんだ。

「大丈夫ですか?」
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