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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:15 続・合宿二日目、嘗ての貴方の言葉を胸に
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笑ってはいるけれど、明らかに疲れたような、あんまり考えたくないような様子のはやてさん。
いやまぁ、無理もないか……?
はやてさんから、デバイス強奪事件の詳細を聞いたけれど。やはり、髪の長い奏の偽物=サトにつながる物が見当たらない。
いや? だけど、考え方を少し変えようか。サトにいつか行く世界で、変身魔法を用いて奏になれば、持ち出せると伝えれば……。
隣の流に視線を向けると。察してくれて、とあるデータをデバイスで表示させる。
「……なんやこれ……って、あぁ。二人の世界にもコレの作成してたんやね」
一瞬わからないといった様子だったけれど、その詳細を見てすぐに察してくれた。
そう、このデータは。
「まだ名前も決めてへんし、武装もこれからーって時やったのよね。そかそか、二人の世界にもあったんやー」
なんか変な感じやわーと笑うはやてさん。さて、話すかな。
「いいえ。私達の世界にはコレは、途中で頓挫しました。機動六課が襲われたあの日に破壊され。私達の世界には存在はしていません」
「……へ?」
「もう一つ。この二機のデバイスは、とあるタイミングで、私達の世界に運ばれ、流の為のデバイスとして改造を施され。そして」
隣に座る流が懐から白と黒の2つのロザリオを取り出して。
「アンサラー、フラガラッハとして、未完成ながらも今も使用しています」
「……マジか」
驚いたらしく、目を見開くはやてさん。正直そりゃそうだよね、と私達は思う。
平行世界間の移動って、ドンピシャだったり、思ってた以上に未来に繋がる事もあれば、過去に飛ぶこともままあるらしいし。
さて、正直返せって言われて返してもいいと、流は言ってたけれど。正直まだ完成されていない上に、既に流専用にカスタムしまくってる以上、返した所でという問題もあるし。どう動くかな?
「なら……しゃーない、何とか穏便に済ませる方向で話を持っていこうか」
「「……はい?!」」
コレは予想外。いや、こちらとしては嬉しいけれど……いや違う。そうじゃなくて。
「いえ、そのはやてさん……いえ、八神部隊長。お伝えすることが一つありまして……」
慌てて流が話を繋げる。だって、わざわざこの話にはちゃんと理由が合って。
「このデバイス二機。100%同じとは言い難いですが、それでも当時の完成度を再現して、研究所の方に保管しています。
いつか帰す日が来ると言われていたという事もありまして。
なので、よろしければ、と」
恥ずかしそうに頬を掻きながらそれを伝える。
当時のデータは合ったけれど、正直それだけで再現するのは厳しいものが合った。そもそも材料足りなかったし。それでも、いつかまた会えるからと、その
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