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Duel:15 続・合宿二日目、嘗ての貴方の言葉を胸に
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たりで、なかなか足並みが揃わないんですよねー。

「それにしても……シュテル、レヴィ、フェイトにβテストの参加権は要らないと言われるのは想定外でしたね」 

 最終結果を伝えた所で、上位の面々に参加権の譲渡は後日ですと伝える前に。それぞれが辞退したのは驚いた。
 そして、その理由を聞いて納得できましたしね。
 
「……気になるっちゃ気になるよ。それは本当。
 でも、新しいことに意識を向けるより大きい方のフェイトを倒す。倒せなくてもいい勝負をしたいっていうのが僕たちの考え」

 王様の膝の上でゴロゴロしながらレヴィが言う。そんな様子を少しだけ羨ましそうに見てるシュテル。
 本当に仲が宜しくてついつい笑ってしまう。
 三人揃えば最強。そこにユーリを加えれば無敵。ユーリの代わりにフローリアン姉妹を入れれば不敗。6人でのレイドが始まった時、一番楽しみなチームなんですよねー。

「違う世界の未来の者達。我等が先駆者(フロントライナー)である以上、いい勝負をしなければならない。
 というのは建前だ。
 偶には王者ではなく、挑戦者として戦うのも悪くなかろ?」

「えぇ、いい傾向ですよ」

「ま、サトや震離、流が戦ってくれるというのなら話は変わるのだがな」

「でも、サトさんはこれから付き合ってくれるんじゃないでしょうかね。新しい……いえ、元のスタイルに戻すみたいですから」

「あぁ、良き事だ……雰囲気も大分和らいだ。これからが本当に楽しみだ……本当に」

 嬉しそうに、目を細め、膝上のレヴィの頭を撫でながら王様は……ディアーチェは言う。
 最初から、ずっとぶっきらぼうに、壁を作って居たサトさんに、レヴィ達と一緒に声を掛け続けていたのは本当に感謝しかありません。
 人を惹きつける物を持っているサトさん。だからといって、ディアーチェが動くとは思えなかった。
 レヴィも初めは強い人だからっていう理由だったのが、何時からか、それ以外にも遊びたいからって理由で声を掛けたりしてくれて、気がつけば八神堂、T&Hとも繋がりが出来て、少しずつ戻っていったのが。
 今回で完全に戻った……いや、きっとまだ整理は出来てないだろうけど、それでもだ。
 
「じゃあ、僕サトの所行ってくるー」

 王の膝上から跳ねるように起きたと思えば、そのまま軽い足取りで部屋を出ていくのを見送って……。

「相変わらず読めませんね」

「あの明るさには何時も助けられるが……のう、シュテル?」

「何でしょう、王?」

 レヴィが退いたことで、空いた王様の膝の上。今度はそこにシュテルが横になっている。

「さて、王、シュテル。私はお邪魔のようなので、コレで失礼しますね」

「む……」

「えぇ、また。お休みなさい……は、ま
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