暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:15 続・合宿二日目、嘗ての貴方の言葉を胸に
[11/18]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
 でもでも、と脇から見てたアリシアさんが。

「……大穴でお父さんってことはない? 私の両親や、なのはの所とか見てると全然不思議じゃないよ?
 それに、響ってなんかお父さんっ子っぽいし、寧ろソッチのほうが、私的には嬉しいかなー。可愛いし」

 あーって皆が納得する中、それはそれで異常だと思うんだけどなぁと考えて。
 アリシアさんの考えに納得したギンガが。

「でも分かるなぁ。私もお父さん好きですし」

「娘が父を思う。コレはとっても良いことですよ」

 ギンガの相槌に続いて、グットですとサムズアップのアミタ。この席ってば、なんかお父さん大好きな人多くない?
 ……なんか、久しぶりに父さん母さんの顔みたいなぁ。
 最後に会ったのは、もう数年前か。一応メール出して元気ですって送ってたけど。それだけで、会ってはいないし、顔も見てないなぁ。
 
 響や、煌、震離と違って、私には普通の両親がいて、一番管理局に、魔法という文化に否定的だったなー。
 時雨や紗雪、震離と優夜の家は、裏の世界を知ってるせいか割と受け入れてたし。
 響は琴さんが魔法を知ってたけど、煌は……。
 あ、駄目だ。すごく会いたくなってきた。
 
 気がつけば、皆の会話が響の話よりも家族のお話へ。
 
 正直話がそれて助かったけれど、それよりも皆の……この世界の皆の家族の話を聞いてると面白いなぁって。
 
 だから、よく思うよ。ナンバーズの皆がちゃんと普通に生きていけるんだって事を。
 そして、同時に。この世界は……すごく眩いんだなって。
 


――side震離――

「響のお父さんって、あんなにそっくりなのはいいことねん」

「えっ?」「……えっ?」「……?」

 夕食早々のキリエの言葉で、響とサトの動きが完全に止まって、はなだけは首を傾げながらお吸い物を啜ってる。その様子を見て七も首を傾げてるし。
 慌てて、心当たりのある人をって探すと。
 フェイトさんは目を見開いて固まってる。おそらく知らない反応だわ。
 はやてさんは、何事? って訴えるようにこちらを見てるし。さっきまで一緒に居たから知るわけないけど、こっちも知らないんですよね。
 ギンガは、すごく気になるって顔をしてるけど、ちっちゃいギンガは対称的に顔を輝かせてるし……なにか知ってるな。
 流は……あ、なんか気づいたみたいで目元を覆ってる。
 スバルは……あぁ、ちっちゃい自分や、中島家のちびっ子達と気になるねーって姉ちゃんしてるわ。
 奏は、なにか知ってるみたいだけど、こっちに目を合わせること無く、ただ無心でご飯食べてるし……。
 
(へい流。響のお父さんって、この世界ではまだ確認取れてないけど、何で知られてんの?)

 すぐに事情を話してくれそうな
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ