暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:15 続・合宿二日目、嘗ての貴方の言葉を胸に
[2/18]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
「まじかー。ホッとしたようなそうでもないような」
……今後の上司って、あれ? 六課が終わったあとに私も奏を誘おうと思ってたけど、遅かったかな?
なんて私が考えてると、はやてが何かを見つけたようで。
「あ、王様にシュテルー、こっちどうやー?」
「げっ大鴉!」
「あぁ、大妹氏に、はやて氏に、奏さん。見ないと思っていたら温泉に入らしてたんですね」
片や嫌な顔と、片や微笑んでるという対比が面白い。
ディアーチェも嫌そうにしながらもこちらに近づいてくるのは、あれは好意の裏返しだったりするのかな?
――side震離――
「やっほー、首尾はどう?」
「可もなく不可もなく、普通に対戦会ですよー」
私と流しか入れない待合ルームに入って、全体の確認をして……おっと?
「ありゃ、サトってば、スタイル変えたんだ」
「えぇ、吹っ切れたと考えても良いですかね」
私が来たことで、流が自分のマッチングを切ると同時に、こちらに体を向けてくれる。
「今日は皆さんあまり参加されてないようで、温泉や周辺の散歩を楽しんでますよ」
「ちょうどいい感じに色々あるもんねぇ。いい思い出作りになるよ」
ちょっと説教と言うか、お話したせいで私もちょっと疲れたなーって。
……さて。
「で、流は何を心配してるのかな?」
ギューっと抱きしめると、身体を捩って。
「……流石に誰も見てないとは言え恥ずかしいです」
「あっはっは、気にしなーい。で、何か合った?」
流の手元には4機のデバイスの情報が表示されてるけど、おかしいなーと思う。一つは流のアンサラー、フラガラッハ。もう一つはサトのデバイスで。残りの二つが。
「……やっぱりコレって、今の響達の世界のデバイスになるの?」
「おそらく。まだ確証は得ていませんので、もう少し探りを入れてからになりますが……もしかすると、あの世界には、未だに居るんじゃないかと。予想してみたり」
「……ちなみに何を根拠に?」
「思い出してください。私達を導いた方のサトさんの言葉を。
私のデバイスの原型を、自分の世界に酷似した世界から持ってきた、と」
「待って、ちょっと思い出す」
直ぐに目を閉じて。嘗ての……数年前の事を思い出す。
―――この世界に辿り着くまでに、俺は二つ、いや。三つ世界を経由したよ。初めてとんだ世界で、お前達に救われて。
二つ目の世界で、俺と同等に追い込まれ心を閉ざそうとした俺を殴って。
だけど、それでも見つけられなかった。流の為のデバイスを作成する原型を。どうしようかと後回しにして、ちょっと怪我して飛ばされた先の世界で、少し調べてすごく驚いたっけな。元の世界に限りなく近い世
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ