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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第三十一話 凍結
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…流石の貴様でもこれくらいのハンデを与えてやれば少しは戦いの形にはなるかもしれんしな」

「貴様…っ!」

『ど、どこまでも本気でムカつく奴…!』

テンジアンとの戦闘で疲弊し、片腕まで使えないと言うハンデがあるにも関わらず更にハンデを与えると言うどこまでもアキュラとロロを脅威として見ていないソウに2人は怒りを露にする。

「どうした?かかって来ないのか?それとも今更怖じ気づいたか?臆病者め」

「舐めるな!」

ブリッツダッシュでソウに襲い掛かるアキュラ。

ロロのソングオブディーヴァの力で出力は格段に上がっているが、まずソウはその突撃をギリギリまで引き付けて屈んで回避すると、雷撃鱗を展開してアキュラに追従しているロロにダメージを与える。

『うわっ!!』

「ロロ!」

機械であるロロに紅き雷霆の力は絶大で、一瞬でほとんどの機能を一時停止させる。

アキュラはロロを救出するために再びブリッツダッシュを駆使するが、ソウはマッハダッシュで回避に徹しながらある物を探す。

「(すまん、借りるぞ…こういう無駄に凝ったホテルなら…ありそうな物だが…あった…)」

道中でアキュラに倒されたのだろうエデンの兵士に胸中で謝罪しながらある物を回収する。

そして視界に観葉植物が入り、擦れ違い様に土を一握り掴んでそのまま真上にマッハダッシュで移動する。

「逃がさん!」

上昇したソウにアキュラも追従するが、ソウは握り締めていた土をアキュラの顔にぶつける。

「うっ!?」

目に土が入り、空中で制止するアキュラ。

カゲロウの弱点は攻撃でなければ透かせない。

故にこの目潰しは有効であり、そして拳のみに雷撃鱗を展開してアキュラの背後を取るのと同時にそのまま背中に強烈な一撃を叩き込む。

「ぐはあっ!?」

ダメージと共にヴァイスティーガーの機能をクラッキングし、カゲロウを無力化する。

吹き飛んでいくアキュラをマッハダッシュで追い掛け、真上を取ると回転の勢いを利用した踵落としを脳天に叩き込み、地面に叩き付ける。

「どうした?ここまでハンデをつけてやっていると言うのにこの程度か?」

『目潰しなんて卑怯だよ!』

「先に不意討ちを仕掛けた馬鹿が何を抜かすか…弱すぎて話にもならん。さっさとお優しい保護者が待っている家に戻り、永遠に能力者(俺達)に怯えながら過ごすことを勧めよう」

「ふざけるな!」

ダメージから復帰したアキュラが起き上がり、ブリッツダッシュで特攻する。

それを嘲笑うとソウは機動力を強化してアキュラの突進を回避し、擦れ違い様に雷撃鱗でヴァイスティーガーのシステムをクラッキングするとアキュラの顎を殴り飛ばす。

「ぐっ!?」

吹き飛んだ
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