蒼紅:第三十一話 凍結
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しない。悪いが力ずくでもミラーピースを返してもらうぞ!」
変身現象を起こし、剣を構えるテンジアンに対してソウも銃口に雷撃刃を発現させて構える。
テンジアンの剣とソウの雷撃刃が激突する。
「はっ!!」
「チッ!」
距離を取った瞬間に円月輪を発射してくるテンジアン。
それを何とか回避しながら距離を詰め、チャージセイバーの斬撃を見舞う。
しかしテンジアンも流石と言うべきか、ダメージを気にせずに剣を振るってくる。
ソウも雷撃刃で捌きながら蹴りを繰り出す。
テンジアンはそれをかわして氷柱を生成しながら突撃し、連続攻撃を仕掛けてくる。
「くっ!」
氷柱で移動範囲を限定されてしまったので何度か攻撃を受けてしまう。
最初はカゲロウで無効化出来たが、連続攻撃のためにEPエネルギーが枯渇し、何度か斬撃を受ける。
即座に脚力に回していた力を体全体に回し、攻撃を受けた際の衝撃で生まれる体内の電気を活性化させてEPエネルギーを回復する状態になるようにしてオーバーヒート状態から復帰する。
強化幅を減らすことになるが、チャージングアップを使わなくても済むのは有り難い。
紅き雷霆により、体内の生体電流活性化で斬られた部分を即座に異常を正常に戻せるが、並みの相手では体が柔軟性を完全に失ってしまうだろう。
「僕の第七波動を受けても正常を保てるとはね」
「これくらいでやられる程、柔ではない。今度はこちらの番だ!」
チャージセイバーを繰り出し、その衝撃波をテンジアンが回避するがそれは想定内だ。
本命はこちらだ。
「喰らえ!」
雷撃刃を消して即座にショットを連射して回避後の隙を突く。
即座に遠近の攻撃方法を切り替えられるのがソウの強みであり、不意を突いた攻撃のためにテンジアンはまともにそれを受けてしまう。
「ぐ…っ!?流石だ…ならばこれはどうかな?」
テンジアンが第七波動を解放し、周囲一帯を凍結させる。
これでソウの機動力を削ごうと言うのだろう。
「舐めるな!この程度で俺を止められるものか!迸れ、紅き雷霆よ!お前の信念の氷刃(ヤイバ)を俺の紅き雷刃で叩き斬る!!」
ソウとテンジアンの刃が幾度もぶつかり合う。
やはり向こうもパンテーラから紅き雷霆の欠点は教えられているらしく、ホバリングを駆使している時を見計らって鋭い攻撃を仕掛けてくる。
カゲロウは雷撃鱗を展開していると発動はしない。
その為、テンジアンが攻撃を仕掛けてきたら即座にホバリングを中断して攻撃を雷撃刃で受け止める。
「雷撃鱗、最大出力!!」
受け止めた直後に雷撃鱗を最大出力で展開してテンジアンを強引に弾き飛ばしながらダッシュで距離を詰める。
そし
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