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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第三十一話 凍結
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了解した」

『『………』』

『シアン?モルフォ?どうしたの?』

『…何だろうこの感じ…?』

『ソウ、気を付けて…テンジアン以外にアタシの力を感じる…他のG7かもしれないわ』

「…分かった。覚えておこう」

移動してゲートモノリスを破壊し、即座にホテル内に侵入する。

「随分と無駄に金を使っているようなホテルだな。こんな物を建てるくらいなら別のことに使えば良い物を」

『まあ、権力者や著名人御用達のホテルだしね…取り敢えず先に進んで…』

『待って、ソウ!テンジアン以外のアタシの力を持った奴が来るわ!』

「何だと?…貴様は…」

後ろを振り返るとそこにはロロを伴った忌々しい無能力者であるアキュラがいた。

「…ふん、屑とガラクタが此処に何の用だ?部外者はさっさとミラーピースを渡してこの場からさっさと消えろ。そうすれば今回だけは特別に見逃してやろう」

『ガ、ガラクタ…!相っ変わらずムカつくー!』

「以前の俺だと思うなソウ…今度こそ貴様の息の根を止めてやる」

「…以前のアメノウキハシでの戦いを忘れたか?愚かな無能力者様は自分に都合の悪い部分を忘れるのに長けていると見える…まあいい、いい加減目障りだ。貴様にはここで消えてもらうとしよう」

銃を構え、銃口に雷撃刃を発現させるとアキュラも銃を向けた。

アキュラのブリッツダッシュとソウのマッハダッシュによる超高速戦闘が行われる。 

「「はあっ!!」」

ソウのチャージセイバーをアキュラは腕を受け止めることで防ぎ、そしてアキュラも銃を向けてフォトンレーザーを発射する。

しかし、ソウもすぐに距離を取って回避する。

無言の激突が僅かな時間で何度も繰り広げられる。

「ふん、少しはマシな動きをするようになったな。本当に少しだけだが…な…貴様程度、カゲロウに頼るまでもない」

先程の攻防でアキュラの実力をある程度測れたのか、ソウは即座にカゲロウを封印した。

「貴様…!その驕り…俺が討滅する!」

『いけー!やっちゃえー!アキュラ君!!』

「滅べ!」

アキュラの銃から放たれたフォトンレーザーをソウは紅き雷霆の身体強化による動体視力とダッシュとジャンプを駆使して危なげなく回避していく。

こんな攻撃よりも遥かに回避困難な攻撃をかわしてきたのだからアキュラの攻撃は温すぎる。

「そんな遅い銃撃が当たると思うか?馬鹿め」

「(前回の戦闘データを解析し、更に奴の成長を考慮していると言うのに何故当たらない!?奴の成長が俺の想定を遥かに越えているというのか?能力者(化け物)め!)」

アキュラが倒してきたのは精々エデンの雑兵であり、エデンの最強格であるG7と戦ってきたソウとでは得られる経験
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