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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:14 合宿二日目、 嬉しい変化
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今の私達の格好を見てぱちくりと。
「……ごめんなさい。お邪魔しました」
パタンと閉じられて……。
「待って待って、響誤解!」
「違う違う女子特有のスキンシィップ! 私と先輩にそういう趣味は無いってば!!」
即座に襖を開けて響を追いかけるけれど、時すでに遅く廊下へ通ずる扉がバタンと閉まって。慌てて二人で追い掛けて扉を開けて。
「響待ってー!? ってもう居ない!?」
「嘘ぉ!?」
すぐに周囲を見渡して、外へ出ようとした瞬間。
「野獣先輩ってば、今度は奏を食うんですか?」
「「!?」」
地の底から響く様な声が聞こえて、二人揃って体がビクリと反応する。その声の方を見ると……。
「やっほぉ。奏に野獣先輩?」
笑顔だというのに目が全く笑っていない震離が腕を組んでそこに立っていて、ゴクリと息を呑む。
言葉自体は明るいものなのに、なぜか怖く感じてしまう。
「ちょっと御二方。話あるから戻ろっかぁ?」
「……い、いやぁ。ちょっと響を探そうかなって、ねぇ先輩?」
「う、うん! だからちょっと今手が空いてないかなーって」
今の震離と全く目を合わせられない奏の言葉に合わせて私も言葉を紡ぐ。というより、ある意味本当のことだから質が悪いのは悲しいなと。
「ほぉー……乱れた浴衣と、殆ど下着姿で探しに行くと?」
「「……へ?」」
直ぐにお互いの格好を確認するや否や、奏はボンっと顔を赤くして、私も直ぐに浴衣の前を締める。
だけど、両腕を捕まえられて。
「さ、ちょーっと、お・は・な・し。しましょっかぁ?」
「「……いや、ちょっと」」
「しましょうか?」
ズルズルと出た部屋を戻って行く。ふと視線を向ければ、男性客の何人かがこっちを見てるのに気づいて、更に恥ずかしくなった。
そして、その後の震離の説教は割としんどかったです。後で聞いた話で、奏曰く。怒った震離は怖くて長いから嫌だと半泣きでした……。
――side響――
……うーん。お酒の入ってないフェイトさんなら問題ないと思うけど……それでもなぁ。前科というか、そういうイメージが頭を過ぎって、凄い……複雑な感じ。
昨日、変な感じで力入ったせいか、腕上げてもしんどいし、そもそも体動かすのが本当にだるく感じる。
話しにくい雰囲気というか、朝っぱらから震離と一緒に居るって聞いて、昨日の……仲直りってわけじゃないけど、話す切掛ほしかったから、髪を縛ってほしいってお願いするつもりだったんだけどなぁ。
まさか奏が押し倒してるとは思わなんだ。
しっかし、髪縛るのどうするかねー。温泉入るのはちょっと抵抗あるし、一人で入ってもつまんねーし。サトか
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