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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:14 合宿二日目、 嬉しい変化
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両脇に七緒とはなが付いてるのがちょっと微笑ましい。

「……色々あってね。大丈夫、昼からは参加できると思うよ。じゃあ響? はなと七連れて行くけど。大丈夫だね?」

 突っ伏したまま無言で左手を上げてひらひらと振ったかと思えば、パタリと倒す。

「さ、二人共行こう。今はゆっくりさせてやろう」

「うん、わかった」「……また来ますね?」

 二人を手招きして、部屋から出ていく。で。

「……いつの間に君ら仲良くなったの?」

「……えーと?」「すっごく波長が合った」

 顔を見合わせながら両手を合わせる二人。コレははながすごいのか。七が自然体であるが故なのかわからんね。

「……一つ気になったんだけど。響とはなは姉妹。でも響とサトは違う人。不思議。すごくそっくりで、すごく仲良し」

 隣のはながすっごく冷や汗流してる側で、こちらをじっと見る七。
 ずっとはぐらかすことしかして無かったし……うん。

「……憧れた人が同じってだけだよ。それだけさ」

 よしよしと二人の頭に手を置いて撫でて……。不思議なものだよなと改めて思う。こうして、自分の世話をすることになるなんて夢にも思わなかった。
 自分自身と出会ったらどうなるか? きっと俺が本物だーとかなんとかで戦うかと思ったが、紆余曲折を経てこういう関係になるとは思わなかったしな。

「……あれ?」「あ」

「……ん?」

 ふと。二人から不思議そうな声が聞こえて撫でてた手が止まる。

「サト、笑った」

「……へ?」

「あ、せっかく笑顔でしたのにまた戻りましたよー? 笑いましょうよサト様ー?」

 思わず口元に手を持っていって隠してしまう。笑った覚えはないけれど……それでも何処か気恥ずかしくて。

「……あぁもう。早く行こう」

「あ、待ってサト」

「待って下さいよー」

 早歩きでその場から離れる。久しぶりに顔から熱を感じてることからようやく察した。

 あぁ、今顔が赤いんだな、と。

 嬉しいような懐かしいような、今はまだわからない。
 だけど、何処かでアイツが笑ってるように感じたんだ。 


――side流――

「やっぱり、個人勝率はシュテル、フェイト、レヴィになって来ますか」

 途中経過の勝率を確認するとやっぱりの順位にちょっとため息。レヴィはともかくとして。上二人は誰と組んでもある程度の成果を発揮できるのはやはり強いなぁと。
 まぁ、他にも強い子達、指揮してまとめ上げれる面子が今回はあまり不参加気味なのと、それ以外の上位陣もランダムマッチを楽しんで、チーム戦を楽しむ方向にシフトしてますしね。

 それに、転移組は今の所、はなしか参戦してないのも大きい。皆はなと当たるか組むと、一
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