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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:14 合宿二日目、 嬉しい変化
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――sideはやて――
「あっはっはっはぁ……響はほんま逆撫でするの得意やねぇ。アタタタ……」
「逆撫でて……そんなつもりはないんですが」
ズキズキと痛む頭を抱えながら、こちらの部屋に逃げ込んできた響を見やる。
誰にしてもらったかは分からへんけれど、何方のギンガとおそろいの髪型なんて、フェイトちゃんが見たら羨ましがるで。
「しかし……二日酔いなんて珍しいと言うか、はやてさんならその辺りしっかりしてそうなイメージがあったんですけどねー」
「あっはっは……いやぁ。クイントさんがザルすぎて、潰されてもうた」
「……あぁ」
何かを察したような苦笑い。プレシアさんはそんなに飲めへんかったみたいやけど、リニスさんもザルと言うかけろっとしてたんよねぇ。勝てる気がしないわぁ。
「せや、響ー。今度はフェイトちゃんの髪型真似てあげんと、またへそ曲げるで?」
「……今度してみます」
「きっとツインテの方を所望すると思うで?」
「……ツインテ……ツインテは……うーん」
がくんと項垂れるのがほんま見てて面白いわぁ。
……聞いとくか。
「……何で響は
サト
(
響
)
を斬ろうと思ったん?」
空気が変わったのが分かる。先程までのゆるい雰囲気とか掛け離れた、真剣な空気へ。
項垂れていた響がこちらをゆっくりと見上げて。
「他ならぬ
俺
(
サト
)
からの頼みだったからですよ。何が分岐点か分からない。なのに天と地のような差。
間違いなく、立場が逆でも、俺は頼んだでしょう」
苦々しく、辛そうに話す姿は、私も辛くなってくる。
サトも響も、響が戻ったその日までは同じ道筋を辿っていたのに……何がどうしてそうなったのか分からへん。
「でも、俺だから、自分だからもう何言っても響かないって思ってそれを受けた。
だけど、短い間でも戦っている内に明確に変化が現れたんです。死ぬほど辛いだろうに、死にたいから、俺なら殺してくれると分かってたから、最後に戦って……そして、勝ちたいという欲求が生まれたのが分かって。
だから嬉しかったし羨ましかった。
正真正銘、自分と戦うことが出来たサトを」
にへっと、安心したように。嬉しそうに話すのを見て、今度こそ安心した。
私は響のことはそこまで理解してるわけやないけど、それでもこんなに安心しているのならば解決したんやと。
「そんなら良かったわー」
あははと二人で笑う中でふと。
「そういや、なんでヒタチサトって名乗ってるんやろ?」
「……さぁ? それは知りませんが、平行世界うんぬんがあるんでしょうね。あとは響って漢字のアナグラムですね。よく出来てましたね」
「……どのへん……あ
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