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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:13 合宿一日目、新しい朝が来て
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『まだまだ、行くよはやて!』
『大っきいフェイト、火力上がりすぎでしょー?!』
『凄いっす! あんなん振り回してるのに、疾いって凄いっす!!』
……わぁ。映像の向こうで、はやてさんが、アリサとウェンディ抱えて全力でフェイトさんから逃げてる……。
次の試合のマッチングまで暇だから、マッチングルームで観戦してるけれど、コレはコレで面白いな。
しかも、携帯機でVRに意識を向けることが出来るのはちょっと良いなーって。俺が子供の頃にブレイブデュエルに出会っていたら嵌まり込んでヤバかったかもしれんわ。
にしても、フェイトさんや。ディエチと七緒の後方支援を信じてるからって、単騎突撃って……大人げないわぁ。
「……大っきい私のあれって、ユニゾンリライズ? バリアジャケットの服装が響っぽいけど?」
いつの間にか、隣に小さなフェイトが座ってる。言おうか、言うまいかちょっと悩んで。
「ユニゾンリライズだけど、あれは自分じゃなくてはなの方だね。こっちの世界で最近わかって、適性もあるってわかったけれど。ついこの前までは知らなかったけどね」
「……ふうん」
おや、食いつくかと思ったけど、そういうわけじゃない。なんだろう? と考えながらフェイトの方を見ると。こちらをじぃっと見ていて。
「……なら、私も出来るの? 響のカードとユニゾンリライズが?」
「あー……」
それは考えてなかったなーと。俺の場合は、ゆりかごで行ったフェイトさんの魔力を得た特殊ユニゾンで、本来のユニゾンは昨晩のアレだけだしね。
だけど。確かに言われてみれば気になるところだ。
よし。
「良いよ。
俺
(
・
)
も気になったし。良ければ貰ってくれ」
ホルダーからカードの予備をフェイトに渡す。
現時点でカード本体は出力されないけれど、後日協力してくれた報酬で今回の戦闘で得た実物カードをプレゼントするらしい。
だけど、プレゼントしたこのカードはどうかはわからないし、あくまでデータだから渡せるだけだしね。
「ありがとう……あれ?」
「ん?」
じーっと俺のカードと、こちらを何度も視線を往復させては、首を傾げてる。
「……どったの?」
「う、ううん。何でもないよ。ありがとうね響」
若干顔が赤い気がするのは気のせいだとしても、なんかあったかな?
手元のホルダーを開いて、改めて自分のカードを見ようとすると。
『マッチングに成功致しました。了承の確認が取れ次第転送致します。繰り返します―――』
電子音声が響くと共に俺とフェイトの前に参加確認の画面が現れて。
「……ま、いっか。相対したら楽しく勝負を。味方になったら」
「うん。よろしくね響」
拳
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