暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:13 合宿一日目、新しい朝が来て
[8/17]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
だわコレ」

 ポカンと口を開けて映像を見る響。それは向こうで座ってるフェイトさん、はやてさんも同じらしくて……。

「……なのはちゃんらしいけど、コレは……なんというかなぁ」

「……うん。懐かしいような、そうでもないような……うん、なのはらしい」

「「え?」」

 ……おっと、幼馴染の二人からとんでもないこと言い出したけど? 嘘やん。最近はコレに慣れてきたからあれだけど、元の世界の高町教導官知ってるせいで、なおのこと嘘でしょって思ってしまう。
 
 ちらりと他の試合を見ると。他にも面白い対戦カードが組まれてて色々気になるところだけど。

「さぁさぁ。観戦してないで、そろそろ参加しないと。そろそろ皆に参加してないってバレますよ?」

「せやねぇ。そろそろ行こうかぁ。ほな、あたって負けても恨みっこなしで……というか、一つ賭けへん?」

 ピタリ、と転移組の動きが止まって、はやてさんに視線が集まる。

「こん中で、一番勝った人は好きなことを出来る。そして、指定された人は拒否できへん……ってのはどうや?」

「乗った」「やりましょう」

 フェイトさんとギンガが乗ったし……で、響ははなの様子に気づいたみたいで。

「はやてさん。はなが涙目なんで、はなは除外で良いですか?」

「わ、わた……勝負なんて、そんな」

 そう言えば、花霞ってまだ融合騎に成って稼働日短いって言ってたねぇ。経験値が増えていけば、リイン曹長みたいに戦えるんだろうけど、今はまだ無理だね。

「あー、せやねぇ。じゃあこの6人でやろかー。負けへんで?」

 にこぉと笑うはやてさんと、キリッとした表情のフェイトさんが面白いなーって。絶対フェイトさんってば、碌な事考えてないだろうし。

 ……はて、そう言えば気になることがあるんだけど。この世界のフェイトさんと響って、何時から付き合ってるんだろう?
 キスくらいならしてるだろうし、響の弱い点も知ってるんだろうけど……大丈夫かな?

 ま、それとなく聞くとして。今は……。

「ほらほら、頑張ってくださいねー」

「全試合記録してるので、後で観戦出来ますよ。どうか楽しんでくださいね」

「ほな、私が勝ったら、皆の胸を揉む! リライズ・アアァァップゥウウ!」  

 ……一人テンションがおかしい人がいますが、皆楽しんでね。

 しっかし。

「見てるだけも暇だねぇ」

「慣れっこですよ」

 パタリと流の膝の上に頭を乗っけて、時間が流れるのを待ちましょうかねぇ。


――side響――

『あ、あかぁぁぁん!? ちょお待って、ちょお待って?! 何なんあれ? 何なんあれぇ?! ライオットザンバーで、カラミティの二刀流とかあかんって?!』

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ