暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:13 合宿一日目、新しい朝が来て
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クンを手渡して。

「私と震離さんは運営側に回りますが……きっちりテストしてくださいね?」

「……え、あの。その、さ」

「お・ね・が・い・し・ま・す・ね?」

「……はい」 

 ……迫力の有る流の言葉に圧倒されるサトを見ながら、ちょっと楽しみが増えた事。それが私を熱く滾らせているのが分かる。
 ランダムということは、なのはやヒビキ、サト。大きな妹氏達とも組むことも、戦うことも大いにあり得るということ。

「……シュテル」

「はい、判っておりますよ。王」

 ピリッとした雰囲気が心地よい。王の方を静かに見やると。いつもの笑みとは違う、対戦者に見せる強い笑みで。

「相対した時。手を抜くことは許さぬぞ?」

「こちらこそ。全力で燃やし尽くしてみせますとも」

 ビリビリと、普段は出来ない果たし合いができそうで、燃え上がるのがよくわかります。

「ちょい待った。30名ってことは……二人も入ってるの?」

「勿論。それともなにか気になる点(文句)でもありますか?」

「……いえ。無いですごめんなさい」

 ニコリと流は笑っているものの、その眼は全く笑っていない。ただ思うのが珍しいと思う事ですね。基本的に何時も柔らかい対応をする流が珍しく棘のある対応を二人にしていますし。王も言ってた通り、実はサトとヒビキは何か関係があるのでしょうか?
 気になるところですが……。

「さて。話が逸れましたが。とりあえず、他のお客さんにご迷惑を掛けぬようにと、そして、温泉に浸かりながらはしないこと。適度な休憩を挟みつつ、どうか楽しんで下さいな。

 それでは。説明会を終了したいと思います」

「はーい!」

 皆の声を聞きつつ、受け取ったケイタークンをブレイブホルダーとデータカートリッジと接続して。

 いざ。

「リライズ・アップ!」

 見慣れつつも、心地よく馴染んだ風景をその眼に捉えました。


――side震離――

 とりあえず、初期動で入った面子は21人で……入ってない9人はというと。
 視界の端っこで七が動いてるなーなんて考えてると。

「……サトとヒビキは。同じ人?」

「「え?」」 

 七緒がトテトテと響の側にやってきたと思いきや突然の発言に。響さんとサトさんの二人が固まった。王様が姉妹か? と聞いたのは知ってるけれど、まさかの……。

「いやぁ。だって、髪色も目の色も違いますし、ねぇ?」

「……まぁ。黒髪はちょっと憧れるけれど違うよ。どうしたの七?」

 コテンと首を傾げながら。
 
「昨日、サトにもヒビキにもよく似た人がいたけど。その人見てから、二人が同じ様に見えた」

 ……うわぁ。響ってば七緒に昨日会ってんのかー
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