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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:13 合宿一日目、新しい朝が来て
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まぁ、ええ。ここでフェイトちゃんは潰れたも同意義や、そして私はまだまだ酔ってへんし。この後の試合にも参加出来うるだけの余力は残しとる。
つまりは……この勝負、貰ったでぇ。
詰められればたしかに負ける。せやけど、私の分析力を侮ってはいかへん。誰がどういう攻め方をするか判ってきたし、現時点での術の発生タイミングや、その間の対応等など色々組み立てた。
まだ、全員と組めたわけやあらへんけど、皆の好みの攻め方も判ってきたし、それに合わせた戦術も組めるし……。
後半戦は、いい方向に持っていけそうやで。
ふと、それまでニコニコ笑っとったフェイトちゃんが一瞬だけ、目を鋭くしたと思ったら。
「……ん、ごめんなさい。ちょっとお手洗いに」
なんや、お手洗いかい。てっきりなんか連絡でも受けたかと思ったんやけどなぁ。
温泉宿のバーから出る際に、一瞬私と目が合って……おや?
(はやてごめん。はなから連絡で響がのぼせちゃったみたいだからそっちに往くね。母さんたちには上手く言っといて)
(……へ?)
ガラガラとプランが崩れるのが分かる。今このタイミングでフェイトちゃんが居なくなるということは……。
あかん。
(待ってフェイトちゃん。私も心配やから行くよ?)
(大丈夫だよ、私居るし。それじゃあね、切るよ)
(フェイトちゃーん?!)
そこからは何度呼びかけても反応が無いことから本当に切られたんやなと。
……そして、一人残った私はと言うと……。
「所ではやてちゃん。ギンガとスバルから話を聞いたんだけど、ギンガを振った男の話。誰か知ってる?」
「……へ?」
ギラリとクイントさんの目が光ると共に、プレシアさん、リニスさんの目も光った。
「それは気になるところね。愛娘を振ったなんて、親としては気になる所。どんな馬の骨かしら、ねぇリニス?」
「はいプレシア。私も妹が振られたなんて話を聞いたらとても気になりますねぇ」
……あかん。
「いやぁ……私はちょっと分からへんです……よ?」
その相手というか、その人もこの宿に居ります。なんてとてもやないけど言えへん。そして今女の子やし余計に。
「大学生、高校生と年齢を気にしないチームで居るんでしょう? ならば、知らないってことは無いはずよねぇはやてちゃん?」
「……は、はは」
機動六課をチームと隠す事にしたのがまさかの結果に。私でさえも忘れかけてた設定やったのに。
「それに、色恋沙汰も色々あるんじゃない? 色々聞かせて欲しいわって」
「フェイトってば色々声を掛けられてるんじゃないかしら、気になるところよ?」
ジリジリとプレシアさんとクイントさんに詰められて……
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