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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:13 合宿一日目、新しい朝が来て
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こそ違うが、同じだったら似ているなと。

 ふむ。微妙に異なる未来とは言え……もしや。

「……二人は実は姉妹。ということは無いのか?」

 キョトンと二人が首を傾げて、顔を見合わせて……ニヤリと笑ったかと思うと。

「「さぁ、どうだろ?」」

 二人して笑った顔が、妙に印象的だったと思ってしまった。


――sideアリシア――

「結局、奏も大きな方のフェイトも来なかったねー」

「まぁまぁ。先輩後輩みたいだから、何かしてたかもしれないよ?」

 むーっと、机に突っ伏しながら一足先に用意を終えたアリサと、それを宥めるすずか。
 そして、視線をお布団の方にずらせば。

「私も奏さんに色々話を聞いてみたかったなぁ。同じ遠距離タイプで話が合いそう。色々教えてもらえそうだもん。あ、フェイトちゃんここハネてるよ?」

「わわ、ありがとなのは……私も、おっきな私ともっとお話してみたかったな……」

 向こうでは我が妹となのはがイチャイチャしてるし……お姉ちゃんとしては肩身が狭いですなぁ。

 ここには居ない大っきな妹を思い出すと、存外上手くいってるようで、姉としては安心した。
 ただ、大っきなはやてと一緒な辺り、もしかすると大っきななのはと一緒に居るんだろうけどねー。

「フェイトー。その言い方だと別れちゃったみたいだよー? まだまだ一緒に居るんだからチャンスは有るよ」

「え、あ……そっか。そうだよね」

 同じフェイトの筈なのに、こうも違うのが面白い。おっきなフェイトは隠してるつもりなんだろうけど、緋凰姉妹を預かってるせいなのか溺愛してるのがよく分かるし。その様子はお母さんそっくりで、見てて面白い。
 ……悲しいのは、男性の気配を感じられないのはお姉ちゃんとしてはどうかなーと思ふ。

 なんてことをリニスになんとな〜く言ってみたら。

 その心配は無い……筈って言ってたなーって。ただ、とてもじゃないけれどお母さんには言えないことだけどねー。

「よし、お姉ちゃんは先に出るから。皆も早くおいでね?」

「はーい」

 と4人の声を背中に感じながら外へ出ると。

「あ、奏だー。おはよー」

 丁度私達の部屋の前を奏が横切る所でばったりと。

「おはよう。アリシア、よく眠れた?」

「うん、奏は?」

「私もよく眠れたよ。今日は朝からいい仕事も出来たしねぇ」

 フフンと腕を組んで胸を張ってる。良い仕事って……何だろ?

「ま、それは見てからのお楽しみという事で。見たら分かるよー、私が何をしたのかーって」

「わぁ。そう言われるとますます気になるー。あれ? 大っきなフェイトは?」

「ん? フフフ、先輩なら……いや、分かんないなー。何処で何を
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