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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:12 可能性の一端
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上手くいったのかって聞かれるだろうし遠慮しておこう。偶にはしっかりと子供らしく温泉を楽しんでくれると私は嬉しいさ」

「ふーん。さ、行きましょ」

「反応薄いね?! まぁ、いいさ。しかし、こうして空を飛ぶのはいささかぁああああ?!」

 ……なんかスカリエッティがいい切るよりも先に震離が抱えて飛び降りてった。

 私や響は、旅館に戻ってくるまでの間に流から。はやて達は旅館にいた震離からそれぞれ再度説明を受けた。この世界のスカリエッティについてのことを。
 私達の世界の悪行を知ってるせいで、にわかに信じられなかったけれど。それでも今回やってきた七緒に対する感情の表し方や、響やサトの治療を開始した時の手際の良さ、何よりも震離と流が言っていた。

 ―――信じなくてもいいから、邪険に扱わないでくれ。

 と、疲れたように言われてから、皆の態度が柔らかくなった。
 二人いわく、もう変に気を使うのは嫌だとの事で……。

「さて」

 流がただ一言そう言っただけなんだけれど。ピリッと緊張が走った。そのままゆっくりと立ち上がって、響とサトの間まで来ると。

「響さんに、サトさん。とりあえず文句は山程あります。そのうえで……弁解ってあります?」

 あ、響とサトが視線をそらした。

「先ずは響さん。私は貴方に最近会えていなかったのであまり言えないですが。記憶の断片が流れて来ていたかと思います。それをフェイトさんや奏さんに相談しなかったのは何故ですか?」

「……いや、あの……気まずくて」

「何・故?」

 ……背後にゴゴゴゴゴッと効果音がつきそうなほどの威圧感を纏った流に対して、響が縮こまっていくように見える。そのまま、じろりとサトを見て。

「サトさんも。もしかして震離さんに接触するって伝えた時には、こうするって決めてたんですか?」

「……いや、あの。その時は本当に……ただ、結局こうなってたかも……」

「あなた方は……」

 はーっと大きくため息を吐いて。じっと二人を睨むように。

「響さんを殺せばサトさんの様に悲しむ人は出ますし。サトさんは死んだら色々困るんです。特に私や震離さんは影響が大きくなりますし! 大体、腕試しならともかく何で殺し合ったんですか?!」

「「……俺だったらこうするって」」

「何故?!」

 すっごく怒ってる。本人同士で殺し合ったことは私達にしても許しがたいけれど。気になる事言ってたし、色々聞きたいことは有るけど。一旦は流に任せようかな。

 それにしても……。

(六課の頃の流とは大違いだよね?)

(せやなぁ。何時も受身な子ってイメージやったからねー)

 流が二人を叱りつけてるのを見ながら、ギンガやスバルもお互いに視線を合わせて
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