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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:11 日立郷(ヒタチサト)
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天と地程の差があります。
それに……」
改めてスカさんに視線を向けると、顔を伏せているせいで表情は分からない。だけど……。
「……サト君がこの世界に来た時。第一発見者は私だった。山奥だと言うのに、瓦礫の中で意識を失って。何時からそこに居たのか分からないが……衰弱しきっていた。
そして、彼女に……彼に触れた時に。平行世界の私の記憶の一端が流れて……その世界の私が彼に何をしたのかも分かった。
筆舌に尽くし難い程の酷い事を私はしていた。私は……」
「それでも。それがなければ私達はサトがこの世界に来たことに気づかず。死なせていたかもしれません」
変わらない事実を伝える。それに……医療の心得があると、弱ったサトをこの世界の警察に突き出すこともせずに、拒絶されるだろうと分かってても……それでも治療したこの人ならばと、私と流は信用するようになった。
何方にせよ、スカさんの持つ研究所にも、博士のジェネレーターと同じものがあるからデータをとらなきゃいけなかったし。
「……分かった。何で二人がスカリエッティの肩を持つのかは分からへん。せやけど、何故響のすり合わせをするんや?」
「サトが、元の世界で女児になった時って、ギンガと捜査をした時らしいんですよね」
「……ほんまかそれ?」
「えぇ。ただそれ以上は教えてもらえませんでしたけど」
私と流にとっては、嘗てのお話で。サトにとっては未来の話。だから。
「皆が帰ってくるまでにある程度すり合わせましょう。そのうえでちゃんとおかえりなさいって言うために。
それにいい加減。この世界のスカさんは問題ないって認識してくれないと。七緒が傷ついちゃいますし」
一瞬はやてさんが真顔になったと思ったら。
「え……あの子、スカリエッティの子なん?」
「えぇ。ずっと、七か、七緒ってしか呼ばれてないですから気づかないですけどね。しかも奥さんは……ちょっとお耳を」
はやてさんの元まで言って、耳打ちをすると。
「……はぁぁあああ?!」
「びっくりですよねぇ。スカさん自慢の奥さんですよ」
「え、さ、流石に盛ってるやろ。それは?!」
「5人も娘がいるのにそんなこと言っちゃダメですよ」
「……なんで、私には結婚どころか、相手おらへんのや?!」
ガクーンと、膝ついて泣き出した……。んー、ここで私には流いるけどねとか言ったら殺されかねないわぁ。いやまぁ、その程度じゃ死なないけれど。
……サトに響、流に花霞、奏にフェイトさんの計6人が集合してるのかな。
何も無ければいいんだけど……。
――side流――
「フラガラッハァア!!」
『Bewegung.』
魔力を込めて、小型の
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