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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:11 日立郷(ヒタチサト)
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界まで速度をあげても全然抜けず、抜かせずのギリギリのやり取りが本当に楽しかった。
だからだろうよ。
アイツは確かに衝撃を通した。だけど、もし殺す気が合ったのなら。俺はただ吹き飛んで死んでた。無意識に加減をした。
それが答えで、多分それに気づいていなかったからこそ、俺を殺したと誤認してしまった訳だろう?
きっと、俺なら殺してくれるって思っていたのに、それなのに勝利を取って、逆に俺を殺してしまったと考えたから絶叫して……。だけど、勝てたことに喜んで……。
全く……どうしようもなく、アイツは俺なんだと痛感させられる。
後は無事に終わることだけを祈ろう。
――side――
ずぅっと、貴方を見ていました。
心身共に辱めに合ってたときも、皆が居なくなって心を砕いたその日も、全てを嘘だと思いたくて、だけど嘘じゃない現実に苦しんで、泣いて、立ち止ったときも。
ずっと、ずぅっと、見ていました。
貴方に生きてほしくて、貴方が大好きで、愛おしくて、共に歩めてたことが嬉しくて。
だから、貴方には生きてほしかった。
―――――――――
月光の柔らかい光の元で、血の赤に塗れた
響
(
サト
)
を見る。傍から見れば響にそっくりな女の子にしか見えないだろう……でも、私には彼女が正しく響であると強く認識出来る。
とうに心に罅が入り、今にも決壊しそうな程に脆く儚い。
「やっほ。
響
(
・
)
、久しぶり」
焦点を失いかけ涙で濡れた瞳が、僅かな輝きを取り戻す。ゆっくりと顔を上げて。
「……かな、で?」
か細い声で私を呼んだ。
あぁ、この人に言葉を紡ぐのが、コレで最後だなんて思いたくないなぁ。
血に濡れた手を取って、両手で包み込んで。
「やっと、逢えた。やっと、言葉を交わせる」
コツンと、額と額を合わせて。
「―――ごめんね。あの日あの時、貴方を助けることが出来なくて」
「なに、を……だって、それ、は―――」
信じられないものを見るような目で、ゆっくりと私の目と視線を合わせた。
「私じゃ、レリックを抑え込むなんて芸当出来なくて、結局取り込まれてしまった」
「……ぃ、ぁ」
小さな悲鳴の様な声を上げる。私と響の足元に魔法陣の足場を作ると共に、二人して座り込む。
「私は……ううん。私
達
(
・
)
は死んじゃって、貴方一人を残す結果になってしまった。置いていってしまった」
「ちが……ちがう。おれ、は。おれはぁ……」
ボロボロと溢れる涙を拭うように、響の頬を撫でる。
「違わないよ。あの日、あの時、私達は負けちゃった。確かに悔しかった……でもね。
次に繋げることが出来た。時雨と優夜、煌
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