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Duel:11 日立郷(ヒタチサト)
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――side響――
空を蹴って疾走し、両手に持つ刀を振っては背後から飛来する矢を叩き、落としていく。
分かっていたこととは言え、狙いは寸分違わず全部頭だ。しかも、こちらの攻撃速度とほぼ同等で射出される矢。分かりきっていたとは言え……流石だと、自画自賛を贈ろう。
時雨の弓とは違い、戦術的な攻撃とは違う真っ直ぐな殺意。奏の弾幕とは違う一撃必殺。
あれは……間違いなく、俺ならこうする。というのを体現して見せている。
羨ましく思う反面。コレを選んだ意味を分かるからこそ……辛くて重いんだ。
だから……。振り返ると共に、刀を納め。逆手で抜き放つ。抜き打ちの斬撃の射出。
が、振り返ったと同時に目を疑った。
ボウガンから、一本のロングライフルに変形させ掲げ、振り下ろすと共に射撃。完全に虚を突いたと思ったが、逆に読まれていたらしい。
狙い易い矢から、貫通力の高い魔力弾へと切り替わり、射出した斬撃と打つかるが簡単に撃ち抜かれた。
―――通用するわきゃないわな。
分かってたことだ。だが、同時にこの戦いが……いや。やめよう、生きるか、死ぬかのこの瀬戸際で。そんな事を考えてる場合ではない。
こうしている間にも弾丸は俺を貫こうと接近しているのだから。
だが、お前も俺なら分かるはずだ。この程度ならば、狙いがわかり易すぎるのならば。対処は簡単だと。
右の刀を収め、左の刀を逆手に。目指す先は、弾丸の先。コレを放った主のもとへ。
逆手のまま、刀を振り上げ体勢を低くすると共に、一気に踏み込み爆ぜるように飛ぶ。
瞬間、左手に衝撃が奔り、火花で一瞬明るくなったのが見えた。
やはりそうなのか、と。再認識すると共に弾丸を弾き、納めた刀に手を伸ばして、再度斬撃を撃ち放つ。
しかし、意に介さずにアイツは銃を持った腕を振ったと思えば。右腕に槍を……いや、槍斧を振り上げると共に、左腕に召喚した鉄球を前へと落として、コレを殴りつけ射出。
コレで
5人分
(
・・・
)
か。なんて考えてる内に、斬撃と激突するもその重さと勢いでそのまま抜いてくる。
鉄球を避ければおそらく先回りされる。ならば、と。逆手から普通に刀を持って、納めた刀も抜いて。正面から斬り掛かると共に、その進路を僅かにずらして受け流す。そのまま、もう一度踏み込むと、あちらも同様に踏み込み鍔迫り合い、駆けていく。
――sideサト――
一瞬大きく払い、二刀を大きく引き離す。柄の半ば持って、連続の刺突と、斬り掛かるような斬撃を交互に織り交ぜていく。手数はあちらのが上。だが、一撃の重さならばこちらが上。
だと言うのに、武器が打つかる度に火花が散るが。お互いに有効打は取れず、紙一重で防護服だけが削られ、間一髪で和服を
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