スーパーロボット大戦OGs
0009話
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タ5割、実機実習2割となる。もちろんこの比率は半年間だけのものだ。それが過ぎたらシミュレータと実機実習の比率が逆になる。半年で基本的な事は覚えておけよ。でないと実機演習が本格的なものになった時に事故を起こす事になるからな。特に、一般入学組。お前達は殆どゼロからの勉強となる。死ぬ気で頑張らないと付いてこられないぞ。そして幼年学校組、お前達も下地があるからと言ってぼけっとしてるなよ。このコースは基本的に連帯責任だ。一般入学者組が事故を起こしたらお前達にもペナルティが行く事になる。そうなりたくなかったら、今まで習ってきた事を教えるなりなんなりする方がいいぞ」
なるほど、これも仕官教育の一環なんだろう。
幼年学校組は、その知識をいかに効率よく部下――いや、今回は同期の仲間だが――に教える事が出来るか。一般組は逆に効率よく教えて貰った事を理解出来るか。
「成績の付け方もそれに準じる事になる。また、半年の基礎訓練が終了した後はシミュレーションによる模擬戦、実機による模擬戦等も行われるので忘れないようにしておけ」
教官の話を聞く限り、かなり実践的な授業になるらしい。
ただ、実際にゲシュペンストとかに乗れるのはかなり楽しみだ。
アクセル・アルマーとしてこの世界に転生したのは、正直もの凄く不本意ではあったが、人型ロボット兵器のゲシュペンストに乗るなんて前世ではまず不可能だっただけにちょっとだけ嬉しさを感じる。
「さて、とりえあえず1年時における授業の大まかな所はこんなものだ。後は、そうだな……お前達も知っての通り、この士官学校は金を貰って勉強が出来る素晴らしい場所だ。それだけに、規則なんかも厳しくなっている。それに違反した時には退学や逮捕という事もあるから十分自覚を持って行動するように。では、初日の授業はこれで終了とする。明日は0830時にはこの教室で待機しているように。さっきも言ったが、ここは基本的に連帯責任だ。自分が遅れたら仲間にも迷惑を掛けるという事を肝に銘じておけ。以上、解散」
解散を聞き、俺達生徒は立ち上がり敬礼をする。
幼年組や一部の一般組は素早く敬礼が出来たが、大多数の一般組は俺たちから遅れる事数秒で敬礼をした。
その遅れた一般組をジロリと見てから教官は教室を出て行った。
「なるほど、まずはそこからか」
これが先程言っていた、幼年学校組が一般組に教えると言う事の最初の1歩なんだろう。
「アクセル、悪いが教えて貰えるか」
俺と同じ事を感じ取ったらしいバリソンが、後ろから声を掛けて来た。
ふと周りを見てみると、俺とバリソンのように幼年学校組と一般組が交じり合って固まっている。
連帯責任が基本である以上、他の面子のミスで自分までペナルティを受けるのが嫌なのだろう。
その辺の
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