スーパーロボット大戦OGs
0009話
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てその復興は当然だが都市区画から優先して始まり、田舎になればなるほど順番が後回しになる。
いくら安定期に入ったとは言え、地球全土の復興が完璧に完了した訳ではない。
まだ復興されていない地域は当然仕事も少なく、食うに困って出稼ぎやらなにやらで都会に出てくる訳だ。
そう考えると、確かに士官学校に入学というのは良い選択肢かもしれない。
なにせ、士官学校の中で生活するには殆ど無料なのだから。
「そっか。ま、お互い色々とあるだろうけど頑張って卒業しようぜ」
「そうだな」
バリソンと話をしていると、段々と人が集まってくる。
1列10人で、5列の合計50人がこのパイロットコースの同期生なんだろう。
男女の割合は大体6:4くらいか。
幼年学校のAクラスやBクラスで見た事のある顔もちらほらと混じっている。
「っと、来たようだな」
バリソンの声を聞き、姿勢を前へと戻す。
数秒後、教室のドアが開き教官が入って来た。
強面の顔を見るに、いわゆる鬼教官という奴だろうか。
「注目しろ。まずは入学おめでとうと言っておく。この御時世、しかも人手不足でいつも苦労しているパイロットコースに入学して来るのは余程の物好きだけだと思っていたが、中には幼年学校を主席で卒業したにも関わらずパイロットコースを選ぶなんて酔狂な奴もいたようで何よりだ」
教官、あからさまに俺を見ながらそんな事を言わないで欲しいんだが。
教室にいる生徒達の視線が痛すぎる。
「まぁ、いいだろう。今日はこれからパイロットコースでどのような授業や訓練を受けていくのかを説明する。この説明が終わった後は解散して宿舎に戻るなり、学校内を見学するなりして構わん。ただし、見学者は注意しろよ。ここは士官学校と言っても一応軍施設だ。そうそうないと思うが、変な場所に入って機密なんかを見てしまったらどんな目にあっても知らないぞ」
強面の割には以外に愛嬌のある様子を見せる教官だな。
と言うか、士官学校にある機密って何だ? 卒業した人が派遣された先とかそういうのか?
「さて、授業の事に入る。先程も言ったが、PTパイロットは基本的に常に人手不足と言ってもいい。つまり、即戦力が求められている訳だ。よって授業も実習をメインに行われる」
インスペクターとの戦争で多くの人命が失われたが、当然と言うか何と言うか一番危険なのはやっぱり実際にインスペクターと戦っていた兵士な訳で。
飛行機やら戦車、生身の兵士に比べるとPTやらAMなんかは目立つ。それはもう目立ちまくる。
結果的にインスペクターのバイオロイドに優先的に狙われる事になり、損耗が加速度的に激しくなっていく訳だ。
「ざっと説明すると、これから半年は学科2割、射撃・格闘訓練1割、シミュレー
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