蒼紅:第二十九話 激流
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はチャージしても放電してしまい、チャージショットの威力が通常弾と同程度になる程に弱くなるので通常弾の連射と雷撃エネルギーを収束する都合で威力が一定の雷撃刃を主に戦う。
「それにしてもここの敵もかなり多いな」
『もしエデンの工作によって地下水道が機能しなくなれば、街に汚水があふれることになり、それは伝染病の蔓延にも繋がる…エデンの奴ら、本当に見境のない…!』
「確かに今回ばかりは無能力者だけではなく能力者まで巻き込む規模だ。皇神とその同類の屑共のみの被害なら無視出来るんだが…俺達の生活にまで被害を被るのは勘弁して欲しいものだ」
『ソウ…それだけしかないの?』
「居場所が今のところオウカの屋敷しかない俺達には俺達の生活を守るだけで精一杯だ。他の奴らの生活にまで気にかけていられるか。俺はGVやオウカのような底抜けのお人好しじゃないんでな」
「ごめん、シャオ」
『いいよGV。穏やかに暮らしていた君達に戦いを押し付けているのは僕なんだから』
ソウとGVが縦穴から飛び降りると水が溜まっている場所に出た。
『その下、水が溜まってる。潜って進んで。オウカにはお風呂の準備しておいてと伝えておくね』
「助かるよ…」
流石に下水に濡れたままなのは勘弁だ。
そしてエデンの兵士と機械群を蹴散らしつつ先に進むとかつてアキュラに破壊された無人戦闘機・フェイザントが襲い掛かってきた。
「こいつは飛天にいた…!」
「このガラクタは確か、皇神の…」
『皇神の無人戦闘機・フェイザント…鹵獲機か。地下水道(こんなところ)で戦うことになったのは想定外だけど…2人なら、きっと大丈夫だよ』
「ふん、皇神のこんなガラクタにやられる程、落ちぶれてはいない」
『フェイザントは下半身に強力な武器を搭載しているから安全に倒すなら下半身を先に潰すか…即撃破するなら上半身を狙うべきだね』
「了解…同時の破壊も出来そうだ。兄さん、同時攻撃出来そうな技はある?」
「そうだな、チャージセイバーかSPスキルのギガヴォルトセイバーならフェイザントの上下の同時撃破が出来そうだが…同時撃破ならお前の吼雷降の方が向いているだろう」
チャージセイバーは距離を詰めねばならないので被弾のリスクがあり、SPスキルであるギガヴォルトセイバーは消耗が大きい。
その点、GVの吼雷吼ならば真下に移動すればリスクを抑えて攻撃を当てられる。
「分かった。なら僕がタイミングを見て吼雷降を当てるよ」
ソウがマッハダッシュを利用して雷撃刃で上半身と下半身に斬りかかり、タイミングを見てGVが距離を詰めて吼雷降を当てることで同時に破壊した。
『流石だよ2人共!その先にゲートモノリスがある。この調子で奥に進もう!』
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