暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth25-B圧倒的暴力と超絶的暴力〜Adversa Virtute RepellO〜
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じて、ザフィーラさんだけは冷静沈着に「ここに」と応じた。オーディンさんに『エリーゼ。3人に、私の計画については?』そう訊かれ、わたしは「勝手ながらにお話ししました」と答えた。
オーディンさんからの連絡が小鳥を介して来ました、なんて話をしたら、一体どういった内容だったの?となるわけで。シュリエルさんの威圧感が半端じゃなかったために、オーディンさんの計画を教えちゃいました。

『そうか。ありがとうエリーゼ。手間が省けて助かる。シャマル、ザフィーラ、シュリエル。エリーゼと共にノイヴェート丘陵へ来てくれ。そこから本格的にイリュリアとの決戦となる。心して掛かるように』

「「「ヤヴォール!」」」

ザフィーラさんはいつもそうだけどカッコよくて、ほわほわ温かいお母さん的(この前、そう言ったら泣かれた)なシャマルさんは凛として、シュリエルさんもさっきまでとは違ってビシッと決めてくれた。

『待っているよ。・・・アンナ、モニカ、ルファ。またな』

「はいっ」「うんっ」「はいっ」

小鳥が「チュンチュン」って鳴いて、ザフィーラさんの頭の上から空高く飛び去って行く。さてと、それじゃあ「行きましょうか。オーディンさん達の待つノイヴェート丘陵に」シャマルさん達を順繰りに見る。みんな頷いて応えてくれた。最後に「アンナ、モニカ、ルファ。いってきます」言っておかないとね。

「「「いってらっしゃい!」」」

これから戦場になるかもしれない場所に向かうわたしを、精一杯の笑顔と大手で送り出してくれる。

(わたしは大丈夫。怖くなんてない。当然死ぬつもりもない。だから笑って行ける!)

シャマルさんとザフィーラさんとシュリエルさんと一緒に、ノイヴェート丘陵へ向かう戦船に乗艦する。ヴレデンから戦船で30分のところに、ノイヴェート丘陵が在る。そこはイリュリアとシュヴァーベンの二国と隣接する国境域。

「「オーディンさん!」」「オーディン!」

ノイヴェート丘陵のほぼ中央に、オーディンさんとアギト、シグナムさん達が居た。戦船から降りてすぐに駆け寄るんだけど、「シュリエルさん、空飛ぶの反則!」シュリエルさんは飛んで行くから速いのなんの。追いついた時にはもうシュリエルさんはオーディンさんの傍で嬉しそうに微笑んでいた。遅れてわたしとシャマルさんも到着。深呼吸で息を整え終えると、

「よく来てくれた、エリーゼ。シャマル、ザフィーラ、シュリエル」

オーディンさんはそう言って、わたしとシャマルさんとシュリエルさんの頭を撫でて、ザフィーラさんとは頷き合った。撫でられるとホント気持ち良くてふにゃあ〜ってなる。シャマルさんとシュリエルさんだって顔を綻ばせてるしね。頭の上から手が離れるのが寂しいけど、もうそんな気楽な事を言っていられないほどにオーディンさんの放
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