暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Myth25-B圧倒的暴力と超絶的暴力〜Adversa Virtute RepellO〜
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るかもしれないという恐怖の所為だ。これには時間が掛かるかと思ったが、「シュトゥラはノイヴィート丘陵で行っていただきます」クラウスが名乗り出てくれた。

「一都市が入るほどの広大さですし、周辺に街はありません。行うなら、そこが一番でしょう」

「・・・決まりだな。では皆よ、高魔力を持つ生物をシュトゥラはノイヴィート丘陵へ移送するよう手筈を整えるぞ」

こうして対エテメンアンキ戦の準備が着々と進んでいく。8ヵ国+オリヴィエ&リナルド議会はこれにて閉会。各々、正午の開戦の準備をするために国へと戻っていく。アウストラシアより飛び立って行く各国の戦船を、アギト達やクラウス、オリヴィエらと一緒に見送る。

「アギト、シグナム、ヴィータ、アイリ。今日は忙しい1日となる。本日、ベルカ一の大国イリュリアを打倒する。心して掛かってくれ」

「「「「ヤヴォール!」」」」

アギト達は声を張って応じてくれた。それからエリーゼ達の居るヴレデンに向かわせた野鳥に精神を繋ぐ。野鳥を介してエリーゼと会話をするためにだ。私の魔道に耐えられる脳を持っていたのが、魔力核を持つあの野鳥だけだった。もしかしてかなり貴重な種かもしれないな。訴えられたら確実に負けるな。

「・・・っと、そうだ。騎士リサ。あとで2人きりでの話があるんだ、時間をくれ」

「2人きりで、ですか? えっと・・・」

その前にやっておく事があったんだった。リサに時間を作ってもらえるよう頼む。リサは指示を仰ぐようにオリヴィエを見る。オリヴィエは「行ってらっしゃい、リサ。オーディン先生は信頼できますから」と微笑んだ。
するとリサも「はいっ」と力強く頷いて、今すぐにでも時間を作ってくれるそうだ。誰も居ない廊下で待ち合わせをし、先に待たせていたリサの元へ遅れていく。フライハイト家のリサに、渡しておきたいモノを用意してから・・・・。

†††Sideオーディン⇒エリーゼ†††

アンナの復調をモニカとルファ、シャマルさん達と一緒に喜んでいるところに『エリーゼ?』ザフィーラさんの頭の上に乗っている小鳥からオーディンさんの声が。すぐに「はいっ。あなたのエリーゼですっ」元気いっぱいに返事をすると、『待たせてすまない。早速だが――』オーディンさんがノイヴェート丘陵で事を行うと教えてくれた(あなたの、が流されたよぉ(涙))。わたしの隣では「無視された」「無視されたね」「無視されたわ」ルファとモニカとアンナが苦笑いして、肩をポンと叩いてくるから余計落ち込む。

『それで、だ。シャマル、ザフィーラ、シュリエルはそこに居る――』

「はい。もちろん居ますよオーディンさん」

「何かご用でしょうかオーディン!」

シャマルさんとシュリエルさん(は特に必死っぽい)が、オーディンさんが言いきる前に応
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