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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:08 旅行の用意と、早い流れ
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す、よ?」
普通に言い切ろうと思ったら。なぜか敬語になってしまって思わず苦笑い。しかし、アリシア……さんは、そんな事を気にしないで、ムニムニと私の手を触って。
「奏は何かしてるの? 手が固いけど……」
「へ?」
訓練で銃を持ってるからですよ、とは言えないからちょっと返事に困って咄嗟に。
「こんなんでも剣道してますからね、そのせいかも」
「あ、なるほど。だからシグナムみたいに……だから戦闘も強いんですね」
「あ、あはは。私はまだ弱いほうだよ」
ムニムニとアリシアさんが手を揉む側で、それを観察してたフェイトさんが納得したように言うのに合わせて誤魔化してみる。
実際、剣を習ってた事は本当のことだし……って。やっぱりこの世界のシグナムさんも剣の道に居るんだなーと。
「あの……奏、さん?」
おずおずと、小さなフェイトさんが言うのが少し可笑しくて。
「フフ、呼びにくかったらそのままで良いよ」
……なんて言いながら、私は私でこのフェイトさんを呼び捨てにしなきゃなーって。
「奏、あの……私と今度戦ってくれませんか?」
「うん。良いよ」
パァッと表情が明るくなった事から。この世界のフェイト……さんも、バトルマニア寄りなんだーって。そう言えば、元の世界でも言ってたなー。私がまた六課に戻ってきた時にでも模擬戦しませうって。
というか、全体的にシグナムさんと二人で、優夜や煌の戦闘データも集めてたっけ……。
「じゃ、行きましょっ。奏には家についたら色々遠距離戦の事聞きたいし」
「むー、アリサもすずかもいいなー。私達は明日聞くからね?」
「うん。私なんかでよければ。ね」
三人と共に車に乗り込んだ辺りでふと思う。
なんというか、小さい皆さんと未だに距離があるように思えるなーって。実際、私達も飛ばされた組で固まる関係もあって、中々話かけにくいんだろうかって。
それに、私達が知らない所で既に各々帰宅用意してたりする所を見るとなんだかなーって。
まぁ、念話という、この世界における最強の内緒話のツールが有るからなんとも言えないけどね!
――side――
―――嫌、だ。やめて、もう、何も奪らないで。
―――違う。私はただ、君の身が……。
―――もう、俺から。何も奪らないで!!
―――――――――
パチリ、と目を開いて。周囲を見渡す。見知った今の家のリビングで、座椅子に座ったまま眠っていたらしい。
「……あー、嫌な夢だな」
まだ眠いと思いつつ、目元を拭うと僅かに濡れているのが分かって、自嘲気味に笑ってしまう。
それにしても懐かしいものを見たなぁと。
あの二人から違うとい
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