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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:08 旅行の用意と、早い流れ
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『あ、そうだ。私なりのレイドシステムを考えたんだが……まだ時間はあるかい?』

「えぇ。今日はゆっくり散歩がてらですので。何かまた驚くような物でも思いつきました?」

『あぁ。聞いてくれ!』

 子供のようにはしゃぐプロフェッサーの声を聞くと、つられて笑ってしまう。やはり、この方は―――


――side奏――

「先輩。明日また逢えますし。大丈夫ですって」

「……うん」

 とは言ったものの、私達の前では電源が落ちたかのように暗い影を纏うのはどうかと思う。お陰でギンガもスバルも、なんか気まずそうにちょっと距離取ってるし。

 というか。

(面白そうですね部隊長殿?!)

(だって、ホンマにおもろいもん)

 遠くでこちらを見て笑う部隊長殿を忌々しく見る。というかこういう役割って普通幼馴染とかがするもんじゃないの?
 でも、意外だったのが。

「なんで震離が急いで連れて行ったのかが、気になる所だけど……ま、後の祭りだね」

 深いため息が漏れる。白衣姿の震離が一足先に、と。響とはなをつれて帰ってしまったんだけど……あんまり説明が無かったことが気になる所と、ただ一言、また明日ねとしか言わなかったこと。
 
 そこから考えるに、やはり何かを隠してるのは明白なのだが。ちらりと視線を先輩に戻すと。ほぼ死んでるような表情なのが、なんとも言い難いです。

「あ、いた。フェイトー?」

「……あ、はい……母さん? どうしたの?」

 うわすご。一瞬で元に戻った辺り流石だなーと。
 いや、この場合は……。

「奏ー、私達も行きましょー?」

「あ、はーい。今晩よろしくねー、っと」

 アリサの声を聞きながら視線を一瞬先輩へ向けて。

(……回線は基本開けっ放しにしておきますから。何かあったら連絡をくださいね?)

(うん、ありがと奏)

 小さく手を振って、アリサの声の方へ近づくと……おや?

 アリサと、その執事でいらっしゃる鮫島さんが居るのは分かる……が。

「家に着くまでお話聞かせてね、奏!」

「宜しく……お願いします」

 元気一杯のアリシアと、その妹さんであるフェイトさんがそこに居た。
 なんでだろうって首を傾げていると。

「プレシアさんとリニスさんはこの後用事が有るんだって。その関係でウチがテスタロッサ姉妹を。すずかの方がなのはとティアナを連れて行くって」

「なるほど」

 ぽんと手を合わせて納得。あれ、そうするとさっき先輩に声を掛けてたのは……。

「ねぇ奏? 未来で大っきなフェイトとどんな関係なの?」

 私の手を取って、優しく握りながらアリシアからの質問を受けて。

「へ、あー……うん。大学の先輩後輩で
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