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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:08 旅行の用意と、早い流れ
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しょ?」
「……!」
凄い、嬉しさと戸惑いが入り混じった表情してらっしゃる……。コレなんて言うんだっけか。確か……目からウロコだっけ?
まさにその表現だなーって。
――side流――
『―――以上が、私が見つけたデータだ。詳細は震離君に渡してあるから確認しておくれ』
「何時も感謝します。プロフェッサー」
電話越しだと言うのに、つい頭を下げてしまう。翠屋からの帰り道にショートメールで、時間があったら電話が欲しいと連絡をとあったから折り返したけれど。まさか予想以上の内容でした。
『ハハハ、構わないさ。それよりもクイントの……大きくなった方の娘を見たよ。どれほどなのか気になって、悪ぶってみたが……いやぁ……参った。あれほどなのか、と』
「……」
くつくつと笑うプロフェッサー。だけど、その言葉は……。
『……私ではサト君と仲良くできそうにない、と実感できたよ』
「そんな事」
無い、と言いたい。だがしかし、現実は……。
『……すまない。そんな事を言いたい訳ではないんだ。そして、君たちにそんな事を言わせたい訳でもない』
「いえ、こちらこそ……ごめんなさい」
『そうだ。明日の旅行には今回やってきた子達も行くのだろう? しっかりと羽を伸ばしたまえ』
「……え? 私と震離さんもメンテに参加するつもりですよ?」
『……すまない……ッ』
電話の向こうで失言したと言わんばかりに、凄い声で謝罪の言葉が飛んでくる。言葉足らずだったことに気づいて慌ててその事を伝えると。
『なんだ、そういうことなんだね。良かった心配したとも』
「いえいえ、こちらこそ言葉足らずで申し訳ないです」
『しかし、今回やってきた子達を見たが……
大丈夫
(
・・・
)
なのかい?』
「……確実とは言いにくいですが、恐らくは。それに、震離さんからも連絡はありました。今は落ち着いている、と」
電話の向こうで、安心したようにため息が聞こえた。プロフェッサーの事情を知ってるからこそ、このため息の意味はよく分かる。
だからこそ、せめて皆さんからの誤解というか偏見というかを、なんとかしたいのだけれど……。どうしたものかと頭を悩ませる。
『そうだ。今回やってきた子の……あの子は……そうなのかい?』
「……えぇ、考えているとおりです」
『……なるほど、確かに可愛らしいね』
苦笑。それは自虐で言っているのか、それとも認めたくなくて言っているのか分からないけど……。
「何か思う所でも?」
『いや。大変そうだねとしか思わないさ』
「えぇ、私もそう思います」
短くお互いに思ってることを言う。それが意味するのは……単純な同情でした。
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