暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:08 旅行の用意と、早い流れ
[11/17]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
時もならこの辺りで助け舟を出すところだけど……今回は出さないでおこう。
響は
私達
(
・・
)
と同じ様にしてるから、ああなってるだけだろうし。先輩はもう少し響を理解してもらわないといけないしね。
……あーあ。こんな事考える様になると、フラれた……と言うより、取られたって実感しちゃうから悲しくなるわぁ。
半ばいじわるも入ってるけど、それ以上に……。いや、やめとこう。
―――中々辛い方を選ぶんだねぇ。
……また聞こえた。今度ははっきりと聞こえたから空耳ではないのは分かるけど。念話とは違って、芯に直接語り掛けて来るし。
「奏? どうしたのすごく疲れたって顔してるけど?」
「んー、なんでもないよスバル。ありがとね」
「何か困ったことあったら相談してね?」
「……そしたら、胸を揉む人が居るのを何とか……って、ちょっと? こっち見なさいよスバル?」
露骨に目を逸らすスバルを見て思わず笑ってしまう。そして、ごめんね。せっかく気を使って貰ったのに。
そのまま、一瞬表情が曇ったのが見えて。
「……ま、人の心配するよりもまず自分でしょ? 何かやな事でもあった?」
「……んー」
小さく唸って、ちらりと周りを見渡してから。
(こっちの方で良いかな?)
(良いよ。聞かれちゃ不味い事かもしれないからね)
念話に切り替える。一応それとなく口では適当に会話を紡いでいるけど、あくまで形式上のもの。本命は。
(……ジェイル・スカリエッティ。あの人が違うっていうのは母さんの態度を見ててわかったんだ。でも……)
(ま、割り切れるものではないよね。私も正直割り切れないもん。それと……気づいた?)
(?)
念話の内容に合わせ、スバルが首を傾げるたのを見て思わずクスリと笑ってしまう。それに気づいたのか、表向きの会話が若干ぎこちなくなるけれど、直ぐに元に戻して。
(気づいたって、何かあったの……って、奏笑いすぎ)
(ふふ、ごめんって。気づいた内容はね。
あの
(
・・
)
震離がえらく信頼を置いている事に)
そう告げると、真剣に話を聞いてたスバルの顔が一転して。目が丸くなって居るのが見えて。
「……震離って、人見知り……なの?」
「……マジか」
まさかの発言に思わず念話ではなく普通に会話してしまった。
チョット待って、えー……嘘ぉ……てっきりティアが気づいてたから、スバルもって思ってたら……マジかー……。
「……私達と会ってる今の震離はわからないけれど。基本的にあの子ってば、超が付くほど人見知りだからね?」
「……全然気づかなかった」
本気で驚いてる表情から察するに、本当に気づいてなかったんだと分かる。コレは気
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ