暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:08 旅行の用意と、早い流れ
[1/17]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
――side奏――
「……あのーフェイトさん。そろそろ離して頂けると幸いです」
「……」
ギューっと、小さい響を抱きしめる先輩を見てると、分かりやすく怒ってるなーというのが分かる。
はやてさんは早々に気づき、ギンガと私も見てて気づいて、そしてスバルがついさっき気づいた。
念話会議の中にようやく参入してきて、まず初手に。
(……フェイトさんってば怒ってる?)
(なんで疑問系やねーん)
はやてさんのツッコミが光るなーと、スバル以外の、響と先輩を除く皆の表情は変わらない。というか、この発言から察するに、私の胸を揉んで空気を柔らかくするという意図にも気づいていないらしい。
……まぁ、結局。揉まれただけで、何の解決にも成らなかったんですけどね!!
(まぁ、それは置いといてや。スバルや。奏のおっぱいは中々やで)
(……本当ですか?)
(……マジでって顔でこっち見ないでよ)
なんというか、ご飯を前にした子犬のような表情でこちらを見るけど、それでは念話してる意味がないと言うか、一人だけコロコロと表情が変わってたらばれるでしょうーが。
(まぁ、それは置いときましょう。スバル、なんでフェイトさんが怒ってるか分かる?)
ブレイブデュエル用のカードを確認しながらギンガが視線だけスバルに向けて念話を飛ばす。流石姉。いい感じに話題を変えてくれたよ。
(んーん。なんか響が話す度に眉間にしわというか、怒気が増してるようなそんな感じ)
(あれ、多分響が敬語つけてるからだと思うよ)
そこまで言うと、わからないといった顔から、分かったという明るいものへと変わって。
「なるほど」
(((口に出したら意味ないでしょ)))
ぽんと、胸の辺りで手を合わせるスバルに皆で突っ込む……が、よくよく見れば、ブレイブデュエルのルールブックを持ってる関係で、そう見えなくもない……?
そのお陰なのか、響と先輩は気づいた素振りも見せないし……結果オーライかな……?
それにしても……。
羨ましいわぁ……何がと言われれば、あの二人の距離の近さとか、なんというかが……イイなぁ。
ふと、視線をずらせばギンガと視線が合って。
二人してため息が……。はぁっと。
失恋
組
(
・
)
って纏められたくないかもしれないけど、ごめんなさいね。このタイミングで、ため息を吐くということは同じ考えなんだろからこそだし。
なんというか……イチャイチャ見せつけられて、きっついわーって。
きっついわぁあぁあって!!
「……食事も終わって、食休みも済んだ所で、さっきの試合。実は一つお願いを出されてましたが。伝えていいですか?」
今まで空気を読ん
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ