蒼紅:第二十七話 電脳
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っちゃけアンタの理想ってただの無謀でしかないんですケド?』
「…それでも僕はどちらか一方を滅ぼさずに、能力者と無能力者の共存を信じる!」
『うはwwパンテーラから聞いてた以上の堅物なんですケド…ま、アンタの無謀な夢がどこまで続くか見物っスねーwwwテセオさんのマジトークタイム終了ーwwつってーwww』
こうしてテセオからの通信が切れた。
『…GV、僕も信じてるよ。どちらか一方を滅ぼさなくても君やオウカのように手を取り合える日がくることを』
『私も信じてるよGV』
『アタシも信じてるわ。何故なら大分丸くなったとしても未だに無能力者嫌いのソウがオウカと普通に接してるんだもの…絶対に不可能なんかじゃないはずよ』
「…ありがとう…」
そのまま機械群とシアン達の偽者を蹴散らしながら先に進んでいく。
『それにしても私達の姿をこんな風に利用するなんて許せないけど…GVに真顔で打ち払われるのも何か傷付くな…』
「僕にどうしろって言うの…?」
そして最後のゲートモノリスに到達したGVは破壊を開始する。
『ちょww最後のゲートモノリスまで来てるんですケドwwテセオさん出動wwつってwww(さて、テセオさんの時間稼ぎタイムっスねぇ)』
ゲートモノリスが破壊され、GVが奥に向かうとテセオ本人が余裕の笑みを浮かべていた。
「わざわざこんなところまで乙乙なんですケドww」
「分断したモルフォの力…返してもらおうか」
「ミラーピースのことっスか?電子の謡精(オワコンアイドル)のお世話も大変スねwwつか、別にモルフォはただの第七波動なんだし、本体には影響ないんだから問題ないじゃないっスか?過保護過ぎなんですケドwwそれに返せっていわれて返すワケないんですケドwwテセオさんから力ずくで奪い取ってみろ、的な?」
宝剣を取り出して変身現象を起こすと童話の茨姫を彷彿とさせる姿となる。
「さーて、テセオさんお手製宝剣の力をたーっぷりと教えてやりますよーwwつってーwww(データの抜き取りまでもうちょいかかりそうっスね。せめて宝剣関連の情報を全て抜き取るまで時間稼ぎに徹しないと…)」
自分にはまだやるべきことがあるのだからここで死ぬわけにはいかない。
「雷霆宝剣を造ったのがお前だって…?」
テセオがワールドハックで繰り出してくる機械群を退けながらGVは尋ねる。
「そうっスよ?テセオさんの第七波動…ワールドハックでパンテーラの宝剣をデータ化・解析してある程度コピペした物にパンテーラの能力因子の代わりにテンジアン達の能力因子とパンテーラのフェザーの制服に付いていたアンタの兄貴の能力因子を移植した物が雷霆宝剣なんスよ。いやーww最初はテセオさんの単なる思いつきだったんですケドw
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