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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:07 世界のおさらいと、フローリアン姉妹
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トさんは心配そうに響を膝枕してる側で、今の試合のリプレイを眺めてる。
 先程の試合が終わってシミュレーターから出てきた響は、思ってた以上に負荷が掛かったらしく、眠るように倒れそうになった所を先輩が抱えて支えて。空いてる長椅子で横にしてる。

「そうなん? 搦め手というか、こういうの得意なイメージがあったんやけど?」

 不思議そうに首を傾げるはやてさんを見ながら小さく首を横に振って。

「得意だから拮抗して、見切っていたんですけど……それに加えてパワーファイターでもあった事で、バランス崩されて、先手取られてたんですよ。響って力押しには弱いですから」

 今の見た目も含めてねーと付け足すと皆さんが笑う。きっと、普段の男の姿ならもっといい勝負を出来たんだろうけど、残念ながら今の姿だとアレが限界だったかな?
 後は……。

「見てて思ったのが、ユニゾンを間違えたって感じもしたね」

「ギンガの言うとおりだねー」

 映像を見ながらつぶやいた事に反応する。ギンガの言う通り、響の敗因の一つは、ユニゾンを間違えたことにある。
 おそらくさっきの戦闘でユニゾン先を選んだのは、はなを選択したんだろう。初めて見たからなんとも言えないけど。

 おそらくフェイトさんとユニゾンは速度特化で、はなとのユニゾンは全体的に性能の底上げなんだろうけど。残念ながら今選ぶものではなかったと思う。

 まぁ、私は響じゃないから、あの時それを選んだのには何かしら理由があるんだろうけどね。

 結果論をグダグダ言っても仕方ないけど……まさか私も響も負けるとわ……。

「……うわぁ。奏の顔がすっごく疲れてる……大丈夫?」

「えー? あー、負けたの悔しいなーって」

「奏はこれからって感じだったもんねー」

「んー……だからスバル慰めてー」

 ぐでーっと隣に座るスバルの膝の上にうつ伏せになるように横たわって。

「あー、仰向けがいいなー」

「えー? なんで?」

 そこまで言って、ふと思い出す。

 嘗てスバルが言っていた言葉を―――

 ―――ティアのおっぱいって柔らかくてハリがあるんだよ。

 ……あ。
 それを思い出して、そそくさと離れて。

「……いやぁ。胸は揉まれたくないなぁって」

「え、いや。揉まない……よ?」

 ちょっとスバルさん? 目を見て話して下さい? そして、はやてさん? なんで、手をワキワキと動かしてるんですか? ギンガは、なんでこれから出荷されていく動物を見る目で私を見てるのかな?

「スバル。ちょい手伝いや?」

「え……あ、了解です」

 キョトンとしたかと思えば、はやてさんの手の動きを見て、察したようにゆっくりと立ち上がって。

「「ふふふへへ
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