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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:07 世界のおさらいと、フローリアン姉妹
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り、その先には俺の右足が巻き取られていた。
 おそらく、全部防がれるのを見越した上で、少しずつ見えないように這わしていたんだと思う。おそらく、砲撃の直撃を食らった時に足に巻き付いたんだろう。
 
 それにしても……。全体的にやりにくいわぁ……。正面戦闘も得意なんだろうけど、おそらく策を使うと言うより、搦め手が上手いタイプだと思う。
 アミティエとは打って変わって、接近戦も出来て、搦め手も上手いのは……おそらくあの子と組む事が多いから自然と体得したんだろう。よく見りゃ、桃の髪色によく似合うバリアジャケット。そして、それはアミティエとは色違いだし。
 だけど、全体的にやることなすこと裏目ってしまうのは悔しいわぁって。

 第一、初手から酷かったもんなぁ。様子見ようと思ってたら、一気に接近を許したし、そっから先手を取られまくってこの様だし。

 だが……。

「悪いね。奥の手を使わせてもらうよ」

「昨日のレヴィを落としたソニックなら……私も、速さにはアミタ程じゃないけれど、自信があるわよん?」
  
「いいや、使うのは本来の方だよ。ユニゾン・リライズ!」

 鍔競り合いのまま、光が俺の体を包んで―――

「……あらん? 装甲が厚く……なった?」

「……たぶん?」
 
 今までとは異なって、赤い着物に袴を着けたその姿は行灯袴に近い格好だ。後は、マフラーに相当するものが、羽織った和服を止める帯の役割をしてる位だが……。

「全体的に性能が上がった方だ……よ!!」

 右手の刀を引くと共に大剣の剣筋をずらし、体勢を動かせ、右足のワイヤーを叩き切る。

「なるほど、で・も」

 体勢をずらしたまま、その姿がかき消え、一瞬見失ってしまった。ほんの僅か、瞬き一つ挟んでしまったその一瞬で。

 背後を取られて――― 

「せぇー、の!」

「ぅ、お?!」

 大剣を大きく振り回して、打ち上げられる。体勢を整えようにも、吹き飛ばされてしまってる以上難しい。その上、彼女が俺の眼前まで追いついて。

「スラッシュ・レイブ―――」

 目にも留まらぬ速度で、大剣で切り刻まれて、最後に大剣で叩き落とされる。
 海面に着く直前にギリギリ耐えるも―――

「……マジか」

 空を見えあげると、双銃を頭上に構え、発生させた巨大な魔力スフィアに双銃から発生させた光糸を繋ぐのが見えて。

「―――インパクト!!」

 そのまま振り下ろされる。だが、速度は遅く、避けられると考えるも。設置型のワイヤーで両手両足を取られて。

「……くそっ」

 苦々しく呟くしか出来なかった―――


――side奏――

「……うわぁ。やることなすこと響の嫌がる戦闘パターンを」

 フェイ
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