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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:07 世界のおさらいと、フローリアン姉妹
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出来ません。もしかすると、そのまま経過した日数かもしれませんし。僅か数分だけかもしれません。出来る限り安全に帰したいので、了承して頂けると……」

 冷や汗流しながらそれを、本題である、どうやって元の世界に帰すかというプランを伝える。
 それはできん、すぐ帰せって言われてもどうしようも出来ないからなぁ……。

「あぁ、それは勿論や。ただ、色々情報は集めてこの世界が違う世界やと言うのは集めるし。
 それに私の場合は、失態(・・)についてどうしようって考えとったし……」

「……失態? 来る直前に何かあったんですか?」

 疲れた様子のはやてさんの口から漏れる不穏な単語。多少の逆境なら跳ね飛ばす勢いのこの人が言うとシャレにならない……けど、何だ?
 あ、奏がなんか察して疲れたような顔になった。ということは……。

「……アースラを仮隊舎にしてるんやけど。こっちの世界に来る前になー。正体不明の人物の侵入と、開発を進めとった奏と震離のデバイスを強奪されたんよねー。しかも、奏の姿で侵入してきた辺り、舐め切られとるわーって」

「……へ、へー」

 ブワッと冷や汗が流れた。

 と、言うより……私達は、その事案を知っている。だって、それをした人物は……。
 え、でも待って。そのプランって机上の空論で終わったはずじゃ……?
 ……だが、まだ確証が無いし、下手をすると歴史変わってしまうかもしれないから……。

「まぁ、それは置いといて……以上が説明で、この後の予定なんだけど」

 皆の雰囲気が険しくなる。私自身もコレが本題で皆を集めたわけだから。

「……買い物行く予定が、なんかそれぞれ独立してるみたいだし。そちらに任せるとして。何しようか?」

 一気に皆がずっこけるのを見て、ただ笑うしか無い。だって皆の楽しみを取るわけにはいかないし、どうしようも出来ませんしなぁ。

 ――――

「で、どうしますかねぇ。コレは」

 皆が3対3のブレイブデュエルの一つであるスピードレーシングをしている間に、色々考えるのと、流にメールを飛ばしておく。

 内容は端的に。

 ―――もしかすると預かっていたものを返却、元あった場所に返す事ができる機会かもしれない。

 と。実を言うと、嘗て私や奏用にと作られたデバイス。それを今所持して使用しているのが流なんだよね。ただ、机上の空論。まだ影くらいしか作られなかったものを、とある人物が持ち込み、それを流用に組み立て直し、独自強化した結果が今に繋がるんですよね……。

 ただ、持ち込まれたデバイスと、はやてさん達の証言が完全に一致したわけではないからちょっと悩む。
 だって、私が居ないし奏もデバイスがあるのに作る理由って何よ? って事があるし……。
 なに
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