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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:06 一晩経って、実感する違い
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理作ったり応対したりしてるだけだし。ちゃんとお金ならあるから」

「……それなら、ごめん。甘えさせて下さい」

「いいよ。気にしない気にしない」

 どうせ日本円つってもこの世界でしか使えないしねー。使う時はどんと使わなきゃね。

「お、気がつけば住宅街。この先のお家は……」

「中島家だねー。その隣がプロフェッサー……もとい、スカリエッティのお家」

「……あぁ、スカさんって言われてる人かー。というか、お隣さんがそれって大変だねー」

「いやー。そうでもないよ。だって中島クイントさんと、スカリエッティ……もといジェイルさんって、この世界では兄妹だし」

 ピシッとラップ音と共に空気が凍ったのが分かった。まぁ、ゆりかご戦を終えたばかりだとそうなるよねー。私達も話を聞いた時驚いたし。

 更に奥さんの事聞いたら驚く……あー、でもどうだ? あんまり接点無いんだよねー六課に居た頃の私達って。

 まぁ、それは聞かれた時に言おうかな。

「それ以上に、家の形で驚くと思う。多分それはスバルやギンガも……って、そろそろ着くから用意してね?」

「へ、あぁ。はいはい」

 間に合ったら良いなーって。変に取られても困るから……そこからボロがでなければ良いんだけど……。


――sideギンガ――
 
「……ねぇねぇギン姉?」

「……言いたいことは分かるんだけど。何だろう。私も頭が痛い」

 母さんから二人で洋服を借りて、震離が迎えに来るからと家の正面の道に出てるんだけど……。

 特徴的すぎるお隣のお家から目を離せません。
 この世界の母さん達の家が、よくある日本の家で、周囲には住宅とかあるのに、真隣のお家は何処の研究所? と言うほど特殊なデザインだった。

「……あぁ。そっか。二人は離れて暮らしてたって言ってたわね。お隣変な家だけど、兄さん(・・・)達の家なのよねー」

「「え、兄さん(・・・)?」」

 なんてこと無いように母さんは言うけれど……母さんに兄なんて居なかったはず。

「あらやだ。携帯置きっぱなしだわ。二人共ちょっと待っててね」

 パタパタとまたお家の中へと戻ってくの見送りながら考え込んでしまう。

 確かにこの世界違うところは違いすぎると、震離から説明を受けたとは言え……そんな所まで違うんだと。

(ギン姉は誰だと思う?)

(ダメ、全然思いつかないわ。スバルは?)

(私もー。もしかしたら母さんの部隊の関係者なのかな?)

 なんて念話で話をしていると。

「―――おや、そこにいるのは……なるほど。やはりクイントの娘達だ。よく似ている」

 心がざわついた。私達がこの声を最後に聞いたのは、ほんの数日前だから。

 ゆりか
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