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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:06 一晩経って、実感する違い
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だけど。しかも隙も完全に無くなったし。
 しかも、前髪で目が隠れて若干怖いし。

 何、なんなんだ? そんな事を考えながら。

「フェ……フェイト、さ―――」

 目にも留まらぬ踏み込みで距離を詰められて。

「いただきます」

「え、あ、ぁ……あ―――待って待って待って着替えるから着替えるから待ってぁーーー!!」

 すっごく、目が妖しく輝いておりました。


――side震離――

「……はい? 自分の夢、ねぇ」

「そう、そして。体を貸して欲しいという事を言われたよ」

 すずかさんの家の正門に立ってた奏を助手席に乗っけて車を奔らせる。その次に向かうのが中島家なんだけど、その道中に変な夢を見たと相談を受けた。
 他にも何かあったんだけど、夢の中とは言え自分と会話したという事のインパクトが強かったらしく覚えていないらしい。

「ま、それは……なんとも言えないけど。嫌な感じだったの?」

「いや、全然。まぁ私の夢は置いといて……それ以上にすずかちゃんの家凄かったわ。私の実家が丸々入るレベルだった」

 フッと、遠くを見ながら笑う奏を見て、なんとも言えない気分に。皆そうだよって言いたいけど、時雨の実家くらいじゃないかなー。すずかさんと、アリサさんの屋敷とタメ張れるのって。

「そう言えば流はどうしたの? てっきり一緒に来るかと思ってたんだけど?」

「んー。あぁ。バイト」

「……」

 助手席側で首を傾げて私を見てるであろう視線を感じながら運転を続けて。

「……嘘でしょ?」

「本当なんだよねぇ」

 信号に差し掛かったと同時に視線を隣に向けると。目を丸くした奏がいて。
 
「……人見知りの激しい流が……成長したんだねぇ」

「あ、あはは」

 苦笑いで誤魔化しながら青信号になったのを確認して車を出して。ちょっと考える……そうか、奏からしたら、いや。今回飛んできた皆からしたら、私達って六課に居た間しか知らないんだ。
 コレは……結構な時間一緒に居て、色々やってますよ、とは言えないなぁ。

「まぁそれは置いといてさ。皆合流したら服を買おうかなって考えてるんだけど、どう?」

「……ぁー」

 おや? なんか思ってた反応とは違うものが帰ってきましたよ? 奏はなんかバリアジャケットをちょっと私服っぽく変更を施してるけど、それで事足りるなんていう()じゃないし……。
 
「ごめん。夕方にすずかちゃんらと一緒に服を買いに行こうって誘われててさ。ただお金無くて……」

「……それはこっちで出すから」

「いやいや、流がバイトするくらいにお金ないんでしょ? 良いよ……」

「流は趣味と実益兼ねてるだけだよ。翠屋とT&Hのフードコートで料
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