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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:06 一晩経って、実感する違い
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んって。
 テスタロッサ家は……こちらのフェイトの事を考えると、普通に呼びそうだから期待出来ないわぁ……。

「……この世界のあの子らは楽しそうやなーって思うんは、私が老けてるってことなんかなぁ」

「いやぁ、どうでしょう。まだまだだと思いますよ。若いうちに自分が老けてるなんて、まだ甘いって証明ですし」

「……え、あの震離? 私よりも年下やん……ね?」

「……」

「……」

 なんとも言えない空気が漂う。けど。

「あ、車が見えましたので乗ってくださいね?」

「聞いて?!」

 ――――

「そうなんや。ナカジマ家ではクイントさんがおるんやね……時間見てどんな人なんか話してみたいわー」

「偶に父が母の事話してましたもんね」

「そうなんよ。せやから一度会ってみたかったんよね」

 後ろの席でそんな話をしているのを聞きながら、ちょっと思い出す。知らないのに挨拶されて、変なところから穴が開いて、変に将来が変わっても嫌だからね……。
 
「えっと、震離? 皆集めて何をするつもりなの?」

「んー……本当は服買うつもりだったんだけど、それは各自で何とかなるみたいだし。中島家もこっちで出すからって言ってたしね。
 だから、改めて帰る手段の説明と、ついでにこの世界の……まぁ平行世界のざっくりな簡単な説明かなー。もしかすると影響あるかもしれないからねー」 

 車を運転させながら、ちらりと隣を見ると、不思議そうに首を傾げてる。後部座席組は違う話題で盛り上がってるからちょうどいいね。
 
「平行世界……って言っても接触することあるの?」

「いや……あんまり無いかもしれないけど、知って損は無いよ。後は……まぁ、ボロが出ないようにブレイブデュエルの復習とかかなぁ。色々各ルールとか覚えてもらわないと」

「……まぁ程々に頑張るよ」

 苦笑いを浮かべる奏を見ながら、私もつい笑ってしまう。

 一晩経って、コレが夢ではないと改めて実感できた。こうして隣に奏が居るのも、今は姿が変わってるとはいえ響も居る。
 どうして急に飛んできたのかわからないし、呼ばれたのか事故なのかは分からないけど、再び巡り会えたこの縁を大切にしたいし。

 さ、もう少し走ればテスタロッサ&ハラオウン家が見える。もうちょっとだねー。

 ――――

「……笑えよ」

 テスタロッサ&ハラオウン家の側のコインパーキングに車を停めて迎えに来た所。マンションのエントランスにはえらくにこやかなフェイトさんと、顔を真っ赤にしつつ、淡いピンクの肩出しワンピースを着て何処か遠くを見てる響の姿が。

 だが、残念だったな……。

「ウチの流の方が可愛いし!」

「いや、張り合う所違うやろ」

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