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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:05 他のお家の場合、夢の中の私と
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ときとか、私と二人っきりの時は元の姿に戻ってくれるのが本当に嬉しい。
つっても、ブレイブデュエルの奥の手と称してその姿で戦うことも多いけどね。私達は一応開発者側だから滅多に出ないし。ちゃんと姿を分けてるのも理由があるんだけど……って。
「うわ、ブリでっけぇ?!」
「フフ、王から安かったからとおすそ分けして貰ったんですよ。さ、食べましょう」
「うん。あ、そうだ帰ってる途中にね。アリシアから連絡があって―――」
端末の画面を向かいに座る流へ見せる。
「へー……って、あら。コレは大変そうですね」
二人でそんなお話をしながら一緒にご飯を食べて―――
そんな当たり前が嬉しくて。楽しくて。
それにしても味染みてて美味しいわぁ……めっちゃご飯に合うし、最高だわぁ。
私の嫁すっごい可愛いでしょうー?
――side?――
「……何をしてるのやら」
とっぷりと暗くなった空を見上げながら、何となく呟いてみる。翠が生い茂った桜の木に背中を、体を預けて。
流達の部屋に帰るのが嫌なわけじゃない。だけど、どうにも心が乱れて仕方がないんだ。瞳を閉じると、蘇るのは暗く辛い想い出。その中でも―――
―――死なせてくれ。頼むから、お願いだから死なせてくれよ!!
―――なんで、誰も居ないのに生きなきゃいけないんだ!!
思い出すだけで涙が滲む。
「……しんどいなぁ」
座り込んで、膝を抱えながら。想い返すは後悔の事だらけ。何も出来なかった、参加すら出来なった無力な自分を思い返して嫌になる。
だけど、久しぶりに光を見たのは事実だ。
流から送られた内容を見て目を見開いた。フェイトさんや、ギンガまでもがこの世界に来たんだと。そう伝えられたから。
嬉しかった。
心から本当に。
あの人達が
俺
(
・
)
が知ってる人達と違うのは理解してる。だけど、先に出会った流や震離と同じく本質は変わらないと知ってるから。
しかし、妙だなと思う半面、なぜか納得できてる自分がいるから困ってる。
ふと、携帯端末に誰かから画像つきメッセージが入ってるのを見て、それを開いて。
「……ぅん?」
そっと閉じて……。それを見てから気づいた。
そういう事か、と。
「……こんなにも、遠いのか」
心が乱れてくる。分かってるはずなのに、理解しているはずなのに。
言い難い感情が、暗い願いが燻り始めて。どうしようもならなくて……。
「……ッゥ……ァァ」
すっかり泣き虫になった自分を何処か他人のように見てた。
――side奏――
「そうなんですか?」
「まだ断定出来ないけれど、きっとそう
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