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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:04 世界が違っても、貴女は貴女だと
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――side響――
「……あのぅ?」
「なあに響?」
少し離れた場所で震離が腹抱えて爆笑してるのを横目に見ながら思ったことを。
「……何故に俺のポジションは誰かの膝の上なんでしょう?」
「まぁ、いいじゃない」
「いや、でもさ」
それでもと続けようとするけど。
「……エリオとキャロが心配しすぎて泣いてたお話する?」
「あ、ごめんなさい。なんでも無いです」
そう言われたら引き下がるしか無い。
……そうだよなぁ。俺の判断ミスで捕まって音信不通になったわけだし。かなり心配してたんだろうしなぁ。
次にあったら、色々報告することもあるしな。きちんと色々言わないといけないし。
ギンガとフェイトが入れ違いになる時にそのまま引き渡されました……いやまぁ、男なわけだし気になるモノは気になるわけで……凄く気まずいんですよね……。
しかも……。
「……で、どうしたんです?」
「……何でもないヨ」
心なしか俺を抱くフェイトの手が……と言うより全体的に体が震えているようにも感じるのはコレは気のせいなのでしょうか?
フェイトのことだから、さっきのなのはさんのそっくりさんとの試合は、勝ちを譲った物だと考えてたんだけど……実はマジだったりしたのかな?
……まぁ、あまり質問するのも失礼だし今度聞いてみましょう。
で。
「なぁ震離。次の相手って誰とかって決まってるの?」
「いや全然。というかこちらの出場する人数だけ伝えて、後は向こうが立候補した子が出てくるスタイルだから、誰が来るか分かんない」
「へー。ちなみに相手人数は?」
「三人の予定。ちなみにコレがラスのつもり」
シミュレーターの中ではやてさんとギンガが用意してるのを眺めながら、割と珍しい組み合わせだなぁと。そもそも組むのが珍しいのと、はやてさんはその立場上、基本的に前線に出ることもなければ、戦うのも珍しいし。
まぁ、それでも相性は良いと思う。ギンガって視野広く見れるタイプだと思うし。はやてさんの指揮の元で戦うわけだから動きやすいと思う。そのかわり酷使されそうだけどねー。
「……あ、ねぇ震離?」
「んー? どったの奏?」
「……私とはやてさんが最初に出会ったあの人はどういう人物?」
はなを膝に抱えながら、奏が震離へ声を掛ける。そういや、俺達が転移してきた時、誰かが必ず迎えてたね。俺とフェイトは流が。スバルとギンガは震離が。そして……。
「……ごめん。なんて伝えていいかわからない。私が伝えて良いものなのかも分からないし。
だから待ってくれるとありがたいなって」
「……そっか」
顔を伏せて言う震離の様子を察して、
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