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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:04 世界が違っても、貴女は貴女だと
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、リニスさんの顔へ視線を行ったり来たり。話を聞いてたとは言え、実際に見るのはやっぱり違うんだろう。ちょっと受け入れるまで時間が掛かってる。
 でも、先日のヴィヴィオの件を知ってるリニスさんは……。

「なるほど。承知しました。あの御三方ですね」

「え、ううん。違うよ?」

 アリシアの否定により再度固まる。確かに言われて見ればあの三人だと思うよねぇ。そのままアリシアに手を引かれて、倒れたフェイトさんの元へ行くと。

「……わぁ。なるほど! コレではプレシアも倒れますね。家の皆も驚きます」

「うん。驚いたでしょう?」

 恥ずかしそうに話すフェイトの言葉に納得したように頷いて。でもふと、首を傾げて。

「しかし、三人。あと二人というのは?」

「未来のフェイトのお家にホームステイしてる二人。緋凰姉妹(・・)の事だよ」

 うわウケる。はなは姉妹って言われて照れてるのに対して、響の目が点になった。多分一緒に泊まることは無いって踏んでたんだろうなぁ。ところがどっこい甘かった。
 そんな響を笑ってる奏のもとにすずかが寄っていって。 

「奏さんは宿がなければ私のお屋敷へ。歓迎しますよ」

「あ、じゃあお願いしようかな。よろしくねすずかさん?」

「はい!」

 おっと、コレで全員の宿が確定したかな……? マテリアルズの皆はちょっと悔しそうだけど。まだ初日だからっていうのがあるからだろうなぁ。
 
「ねぇ震離ー?」

「ん? どったのレヴィ?」

 向こうでランスター姉妹が、ちっちゃいティアナとリニスさんが話をしてる中で、何かに気づいたらしく、不思議そうな顔のレヴィが私の傍にやってきて。
 
「……響とサト(・・)って、関係あるの? 何となく似てるような気がするんだけど?」

 その質問に息を呑んだ。だけど―――

「気のせいだよ。何か共通点があるとしたら……そうだなぁ。どっちも()の様な格好するからそれでじゃないかな?」

「んー。そっかぁ」

 100%で納得したわけじゃないけど、今はこの程度で良いかな。しかし、やはり感覚型の天才。殆どスタイル違うにもかかわらず寄せてくるなんて、考えてなかったよ。

 時間も19時になりそうだし今日はお開きだねー。アミタとキリエは結局来れなかったのか、はたまた違う要件があったか……まぁ、とりあえず。

「さ、皆遅くなって叱られる前に、帰る準備してねー」

 はーい、と返事の大合唱を聞きながら、とりあえず私も車を出す用意をしますかねー。中島家って割と距離あるしねー。しかし、研究所の前にテスタロッサ家と月村家の車が停まってる図って毎回すごいんだよなぁ。だってなんか知らんけどリムジンが二台って何処の怪しい組織ですかって話だし
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