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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:04 世界が違っても、貴女は貴女だと
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来るよねぇ」

「そうですねぇ。そしてそろそろあの姉妹もこちらに来るでしょうしねぇ」

 はぁ……と二人で重い溜息。後者は良いんだ。明るい姉妹だから特に差し支えないし。問題は前者のお母さんなんだ。親ばかの人に、娘の未来の姿。しかも良い感じで育ってるし。

 いや待て、娘二人そこにいるのに増えたってことは、逆に警戒するんじゃね?

 まぁ、流石にそれは―――

「アリシアー、フェイトー、迎えに来たわ……よ……?」

 プシュンと扉が開いたと思えば、聞き馴染んだ親ばか筆頭の―――プレシアさんの声が聞こえて、皆の視線が集中する。それに対して扉を開けたプレシアさんも真っ先に自分の娘を見つけたんだろう。だからこそ固まってしまった。
 それは成長したフェイト……もとい、フェイトさんに視線が止まって。フェイトさんもまたプレシアさんを見て。

「「……っ」」

「危ね!」「不味い」

 ふらっと意識を失うように二人共倒れそうになったのを、フェイトさんは響が何とか止めて、プレシアさんは流が止めた。

「……プレシアさんはコレは歓喜の方ですね。凄い笑顔ですし」

「フェイト……さんは、なんというか微妙」

 流は困ったような表情でを浮かべ、響は心配そうな表情だけど……。

「す……すごーい!? おっきなへいとまで距離あったのに、どうやったの?!」

 レヴィの一言を皮切りに、また盛り上がる室内。

「きゃー?! プレシア!? どうしたんですか!?」

「リニスさん、ちょっと問題がありまして……とりあえず横にしますね」

「もう……またですか。ごめんなさい、お願いしますね流?」

「えぇ」

 プレシアさんを抱き上げて、そのまま近くのソファーに横に。フェイトさんも今の響では起こせないからギンガが抱き上げて同じくソファーへ寝かせてる間に。テスタロッサ姉妹がリニスさんへ近づいて。

「リニスー。今日って突然お泊りとかって出来るかな?」

「? 客間ならありますけれど。どうかしたんですか?」

 今一状況が飲み込めていないらしく首を傾げているリニスさん。それをニヤリと笑みを浮かべたアリシアが続ける。

「良かった。そしたら3人(・・)泊めたいんだ」

 更にわからないといった様子のリニスさんの近くで、お願いしますという様子で見つめるフェイト。そのまま部屋の中を見渡して、一気に表情が固まった。自分の妹を抱っこしてる大きなスバルと、その姉である大きなギンガ、そして、はやてさんを見て目を丸くしてる。
 スバルとギンガはリニスさん……つまり、管理世界におけるリニスさんを知らないからわからない様子だけど。唯一ある程度事情を知ってるはやてさんは。

「……」

 無言で倒れたフェイトさんと
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