暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:04 世界が違っても、貴女は貴女だと
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た後で!」

「はい、また」

 ……あんまり勝負は出来なかったけど。コレでよかったのかな……? 流のウィンドウが消える中で、震離だけ残って。

『じゃあギンガも戻ってきてもらっていいかな。不完全燃焼だったかな?』

「ううん。この世界でもヴィータさんは強いなぁって。驚いちゃった」

『少し隙が多いけど、それでも火力はそのままな一人だからねぇ』

 あははと笑うけど、それは何処と無く寂しそうにも見えて……。

『さ、はやてさんの所もお話フェイズに入っちゃったから帰ってきてね』

「了ー解」

 背伸びをしてから軽く息を吐いて。

 戻るまでにはちゃんと手合わせをしたい。なんて考えながら、シミュレーターへと意識を戻して。


――side震離――

 さ、流石はやてさんと言うべきかなー。なるべく手短に終えてほしいって伝えて、理由まで教えたら……ギンガと無駄に戦闘しないで逆に遠距離タイプの捌き方とかレクチャーしたんだもん凄いわー。

 本当は気の済むまで戦ってくれたらなぁって思ってるんだけど……。

 時間がそろそろ不味いんだよねぇ。研究所にホームステイをしてる王様達は問題ないとしても、他の子達はそうは行かないし。何より夏休みの頃とは訳が違うし……。

 何がいいたいかというと。

 もう夕方超えて夜になりそうなんですよねー……。
 良い子の皆をこれ以上遊ばせるわけには行かないんですよねー……。
 特にそろそろテスタロッサ家のお母さんが動き出す頃合いですし。

 私達も研究所の一室借りて住んで二人くらいなら受け入れられるけど……良く良く考えたらちょっと現状は無理なんだよね……強いて言えば、はな位なら泊められるけど、きっと響と一緒のほうがいいだろうし。

「で、震離? 宿の確保ってどういう事?」

「んー。そのまんまの意味だよ。私達のお家と言うか部屋……今人を迎え入れる用意が無いから。ちょっとしたホームステイをしてもらおうかと」

 軽い嘘を交えながら、キャハッと言うと。響の顔がスーッと青くなるのが見えて。ちょっと笑ってしまいそうになる。
 バチッと響と視線がぶつかって。

 ―――何とかなりません?

 ―――無理。諦めて。

 ―――何とか……この姿で女子のフリは辛いんですよ……。

 ―――女の子だから問題ないよ。頑張ってね。

 フェイトさんに気づかれまいと視線で会話してる私達だけど、傍から見れば見つめ合ってるだけなんだよね。奏もその視線に気づいて苦笑いを浮かべてるし。だけど残念だったね響。

「フェイトさんは、響とはな連れて泊まりますよね?」

「? うん」

 奏の質問に、そのつもりですが何か? という様子のフェイトさんの膝の上で。更
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