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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:04 世界が違っても、貴女は貴女だと
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しまうこと。もしかすると……。

「……良い時期かもしれませんね」

 思わず口に出てしまったけれど、誰にも聞かれていないことを確認してホッと一安心。
 さ、一旦それは置いといて、今は……試合を見ることに集中しましょうか。 




――sideはやて――

 あ……っかーん。

 そんな事を思いつつ、攻めてくるちっこいギンガの動きを捌いてるんやけど、ほんま私ってタイマン苦手やなぁって。
 
「当たらないっ?!」

「いやいや、結構ギリギリやで?」

 とは言うものの、ホンマに何とか良い勝負になってるのはしゃあないなぁと。私もコレを気に高町式……はおっかないから止めといて、ザフィーラやヴィータから教えてもらうのもええかもなぁ。

 剣のスフィアを展開して、ウィングロードの上を疾走するギンガへ向けて。

「バルムンク!」

「っ、ディバイン……バスター!」

 私の剣状の直射弾を、短距離砲撃で迎撃するのは……流石ギンガと言うべきかな。魔力が拡散したのを確認してから、距離を取って。

「ブラッディダガー!!」

「え、あ、早?!」

 展開されたウィングロードに合わせてダガーを射出すると共に、ギンガの動きが一気に不安定になる。コレは経験値の差やな。未来のギンガなら、道を展開して行動を読ませる事は箚せへんし、仮に展開してもそれは敵の動きを制限させるための見せ札やし。

 せやけど。本当ならば、私の相手に……こちらにまっすぐ突っ込んきたのはきっと―――


――sideギンガ――

 やりにくい……ッ!!

 世界は違えど、ヴィータさんの一撃は相変わらず重くて早い。だけど、まだコレはいいんだ……。

 問題は……!

「ヴィータ、お願い!」

「任せ……ろっ! スキルセット……テートリヒシューク!!」

 ラケーテンフォームからの一打が飛んできた。コレは捌ききれない。だけど防ごうと思えば。

「させないよー!」

「……上手いタイミング!!」

 こちらの僅かな隙間を狙い、両手の拳銃の射撃を持って、こちらの動きを阻害。被弾覚悟で突っ込んでもいいんだけど、それをしたら。ヴィータさんと真っ向勝負になってしまう。だからこそ、ヴィータさんの一打を見極めて―――

「……いっ?!」

「掴み……ました!」

 振り下ろされる一瞬を見切って、グラーフアイゼンの柄を掴んで。そのまま……

「投げ……ます!!」

「おぉおぉおお?!」

 狙うはフェイトさんを……幼くして元気な風な子へ目掛けて投げる!

 でも。

「直撃はごめんなさい。ゴメンねヴィータ?」

「ひでぇええええ?!」

 飛んできたヴィータさんを軽いモーションで躱
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