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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:04 世界が違っても、貴女は貴女だと
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着替えは? と質問をする前に。
「はやて……あ、大人の方のはやてから聞いてるよー。男友達に囲まれて育ってるから、ズボンとか履いてるけど、目一杯可愛い格好させてあげてねーって」
「うん、言ってた」
「……へ?」
ギギギ、とアリシアと小さな私の方へ首を向けて。
「そして、服が無いだろうと懸念した私が。嘗てフェイトにーアリシアにーと買ったは良いものの、着てくれなかった服の山から!」
「私が選んで置いといたの。響ちゃんとはなちゃんにーって」
「……えぇ」
イェーイとハイタッチする母さんズを見て、なんというか。出会い方が違うだけでこんなに仲良くなったんだというのと、母さんが違いすぎる事に頭を悩まして。
いや、それ以前に……響がその服を着るのかという問題が……。
「ある……姉様姉様。出てきて御礼言いましょうよ。変じゃないですって」
「いや、あの、待って、ホント待って……」
おや? 遠くではなの声は聞こえたけど、響の声は消え入りそうなそんな声だ。
「……ちなみにどんな服を?」
「フェイト用に買ってフラれた真っ白なゴスロリネグリジェと、アリシア用に買ってフラれた白い上着と赤いレギンスのパジャマよ」
「いい趣味でしょう?」
無言で、母さんズとハイタッチ。それを不思議そうに見てるアリシアと小さな私。
いつかわかる日が来るよ……はなはともかく響の秘密を知ったらきっと萌える筈。
と言うか第一容姿がずるい。だって白い肌に綺麗な黒髪。美人とは言いにくいけど、可愛いという点では間違いなく合格点を軽く超えてるんだもん。
大人しく、それなりの格好をしていたら和風のお嬢様に見えなくもないのに、本人はズボンとシャツだったりと男の子っぽい格好のせいでギャップが凄いし。
そして、はなに引っ張られるように出てきた響を見て、もう一度母さんズ……いや、プレシア母さんと手を組んだ。いつかのキャディさんの所で着た物とは違った女の子らしい格好に顔を伏せて、赤くなってる。はなは……なんというかしっかり似合ってるし、いつもと逆転して、今度ははなが姉のようにも見える。
故に私は宣言しましょう。可愛いは平行世界を超えるって!!
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