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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:04 世界が違っても、貴女は貴女だと
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。
ま、何はともあれ。保護者達からの鬼電が来る前にちびっこ達を連れて帰らねばー。
――sideフェイト――
この世界に先に来たという二人から話を聞いた時。冗談かと思った。それは私だけではなく、はやてもきっと思ったはずだ。
母さんが、アリシアが、リニスが、皆幸せに生きているんだと。あまりに幸せすぎて、とても優しくて、あり得ない世界。
だけど、隣には響が付いてくれた。震える私の手をなんてこと無いようにとって、視線で訴えかけてきた。
―――平気だ。
姿が変わって女の子なのに、普段の響と変わらないような暖かい笑みを浮かべて側に居てくれて。
そして、私は会った。小さい私とアリシアに。小さな私は遠慮がちに遠目から見ていて、アリシアは……姉さんは大きな私にいろんな質問をしてきた。
未来の私の生活や、何をしたら大きくなったのか、そして差し支えない程度で未来の事を教えてほしいと。
気が付けば小さな私は響の元で色々質問したりしているのが見えてちょっぴりいいなって。今の私と違って、今より仲良くできるから……。
そうして時間が過ぎていく中で、私はあの人と顔を合わせた。
夜天の書の世界に近く……はないけど、それでも笑顔の母さんに。
そこで私の意識が途切れて―――
遠くから誰かの声が聞こえる。
「……大丈夫、フェイト?」
瞳を開けると――
「……母さん?」
夢に見た母さんの姿がそこにあった。心配そうに私を覗き込むその様子から、私は膝枕されているんだと気づく。
「え、あ……ごめんなさい」
母さん。と言い掛けそうになるのを堪えて止まる。慌てて起き上がってその隣に座る。
ふと周りを見渡すと、小さなルームの様に見えるけれど……ちょっと既視感があって……あ、アリサ達が良く乗ってるリムジンの部屋に似てるのだと気づくのにちょっと時間がかかって……。
「その、大丈夫、フェイト?」
「あ、はい。平気です」
心配そうに私を見つめる母さんの視線が、なんというか。嘗て向けられてものと違いすぎて、なんと言ったらいいのかわからない。
それを察したのか、小さく笑って。
「流石私の娘。とてもCoolな美人になったわね」
「……へ?」
サムズアップと共にそう告げる母さん。あまりにイメージが違いすぎて。変な声が漏れちゃった。
「……ごめんなさいね。アリシア達から話を聞いたわ。少し異なる未来の世界から来たって。そちらでは私はアリシアに付いて、一緒に留学先へ行ってしまったって。
分かりたくないけれど、理解できなくもない。きっとリンディが側にいるからという判断で着いていったんでしょうね、そちらの私は」
「……
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