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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第二十二話 襲来
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はずのフェイザントが飛行していることにアキュラ達は疑問を抱くが、フェイザントが此方にミサイルによる攻撃を仕掛けてきた。

しかしビットがアキュラを守るように動き出し、バリアを展開して攻撃を防いだが、攻撃によって建物内部に落ちてしまうものの、ホバリングで落下速度を緩やかにしながら着地する。

『ご無事ですか?アキュラ様』

「無傷だ。“フラッシュフィールド”、あの悪魔由来の力だけあって中々の使い勝手だな」

雷撃鱗を再現したフラッシュフィールドはウェポンエネルギーがMAX時のみだが、ビットによる雷撃エネルギーのバリアを展開して実体弾を防ぐことが出来る。

ヴァイスティーガーの防御力の低さを補うための装備だが、フェイクカゲロウと合わせて中々の性能だ。

『とはいえ、本当にあのフェイザントが起動したとあらば…未知の相手です。しばらくはその建物を盾にして進むのがよろしいかと』

「ああ、そうさせてもらう」

先に進むとロロがアドバイスをしてくる。

『そうそう、狭い場所で斜めのブリッツダッシュを使えば天井や壁、床を使ったバウンド移動で進むことが出来るよ。勿論ダッシュや普通のブリッツダッシュ、キッククライミングの方が速いこともあるからそこはアキュラ君の判断に任せるよ』

とにかく今回はブリッツダッシュでのバウンド移動が速いために早速使っていく。

そして登り切ると、フェイザントが此方にガトリングによる射撃攻撃を仕掛けてきた。

『ガトリング(あれ)はフラッシュフィールドでも防げないよ!』

「(転機はいずれ来る…今は先に進む…ブリッツダッシュを使えば一気に奥まで行けるはずだ)」

早速ブリッツダッシュを連続で使うと、エレベーターのある場所の近くまで行く。

ブリッツを使い切った後はダッシュで到達するが、フェイザントの攻撃でエレベーターに電力が来ておらず、リロード直後に再びブリッツダッシュのバウンド移動を駆使して登る。

『アキュラ様、その先の窓から外に出られそうです』

「よし、脱出する」

あのフェイザントの火力を考えると建物を盾にするにも限界があるのでブリッツダッシュで窓を突き破って脱出する。

次の瞬間、何発ものミサイルがアキュラに降り注ぐものの、ビットが動いてフラッシュフィールドで防ぐ。

「無駄だ、フラッシュフィールドがある限り俺に攻撃は届かん」

途中で拡張メモリを回収すると、フラッシュフィールドで攻撃を無力化して突き進む。

『でもスパークステラーとかのサブウェポンを使っちゃうと…ウェポンエネルギーが減って、バリアも張れなくなっちゃうんだから、気をつけてよ?』

因みに紅き雷霆ではなく出力を低下させて蒼き雷霆を採用した理由の1つに紅き雷霆のスパークステラーは威力は
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