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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:03 邂逅、轟熱滅砕
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ろがあったと言う所か?」

「それも有るんでしょうけど。単純になのはの学習能力の高さだと思いますよ」

 関心したように話す王様に合わせて私もちょっと関心した。というより、勝負の面でまだコレをゲームで遊びという事を本当の意味で把握していないとはいえだ。圧勝するだろうと、私は考えていた。だが現実は違った。響さんはレヴィと拮抗している。そして、スバルさんや奏さんも、若干押されていたし、戦術をしっかり組めば全然勝てるだろう。
 
 何より、ブレイブデュエルはフリーバトルだけではないですしね。
 ふと、シュテルが私の服の裾を掴んで。

「……流。次は、次こそ……」

「え、あー……」

 いつもクールなシュテルさんが、コレでもかと言うほど目をキラキラさせて言っている。コレには王様もレヴィ、ユーリは勿論。はやても珍しい物を見たという顔をしている。それ程までに珍しいことだ。

「わかりました。次は一対一ですので、シュテルにお願いしましょうか」

「承りました」

 小さくガッツポーズを取るシュテルの頭を思わず撫でてしまう。というか、王様もそばに寄って頭を撫でてる。こんなにストレートに言うのは本当に珍しいことだから。

「ねぇ流ー?」

「ん、何でしょうアリシアさん?」

 ニコニコとギンガとお茶を飲んでるアリシアさん。

「次の相手は誰なの?」

「んー……残ってる人を考えると。多分……」

 フェイトさん、といいそうになるのをぐっと堪える。多分言ったらきっと……。

「楽しみは最後まで取っておきましょう。まだ内緒です」

 口元に人差し指を当ててまだ内緒ということを伝えると。悔しがってたレヴィが起き上がって。

「あ、もしかして!」

「はい、それ以上はいけませんよ?」

「勿論! 流はどっちが勝つと思う?」

「さぁ? 二試合通して。分からないですね」

 コレには私も苦笑を浮かべる。だって、こちら側から出る子は、相変わらず全国一位を、単独戦最強が出るのだから。

 だから……舐めて掛かると、負けますよ?


――side震離――

「……いやー、怖いわー。ティアナってば、ちっちゃいのに早撃ちがヤバかった……凄いわぁ」

 ちょっぴりげっそりした奏に対して。

「なのはさん凄かったのと、私は私だったと言う事……そして、ちっちゃいティアを私は見たかった……ッ!」

 膝をついて漢泣きのスバル。
 凄い対称的だなぁって。正直こちら側が圧勝するものだと思ってたけど、思いの外差がないという事と、まだまだ実践のように捉えてるからこそ動きが固いなぁって。

 元の世界に戻っても大丈夫な程度に羽目を外しても問題ないと思うけど……それは酷か。

 ……さて。
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