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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:03 邂逅、轟熱滅砕
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シュテルとフェイトさんの、この勝負……ブレイブデュエルの捉え方の違い故の結果だ。
フェイトさんは純粋な魔力戦闘の延長線だと……つまり、試合、模擬戦と捉えた。
対してシュテルはブレイブデュエルにおける、フリーマッチ。勝負を
試合
(
ゲーム
)
と捉えてる。
その意識の違い。早い話が、フェイトさんは危険行動を取らないように、シュテルはその逆、
試合
(
ゲーム
)
だからこそ出来る
突撃
(
チャージ
)
を行った。それこそ、被弾してでも叩き込むという、魔力戦闘ではハイリスクとなる行動を。
でもまぁ……。
「フェイトも、なのはさんのそっくりさんも、楽しそうで何より」
「せやねぇ。コレは次どっちも熱くなるで」
響とはやてさんの言葉の通りだ。きっと普通の人ならば、フェイトさんに勝った事に喜ぶだろう。だが、シュテルならきっと……。
――side流――
「……とても素晴らしく、心踊るものです」
珍しくはっきりとした口調で話すシュテルを皆が珍しがってる。ただ、彼女の幼馴染だけは。
「そうか、ならいい」
「やったねシュテるん!」
と彼女の喜びに気づいて、それを共に喜んでる。
間違いなくシュテルは今の勝負の結果に本当の意味では納得していないだろう。事実、フェイトさんならば、あそこからでも切り替えせる択を有してる上に、切り札と呼べるものを何一つ切っていないのだから。
だからこそシュテルは喜んだ。この勝負は勝たせてもらったもの。だが、自身が全力を尽くしても勝てない相手が現れたという事を何よりも喜んでる。
同時に。
「大人版フェイト……すっごく格好いい!」
「……てっきりいつか見たレヴィみたいになるかと思ってたら、全然違う。コート格好いい……」
アリシアさんとアリサが呟いてる。前者はまさかの自身の妹の未来の姿が現れたことに。後者は、イメージしていたものと異なる姿。何よりインパルスフォームのコートを羽織ってる姿に。
「……凄い、私まだあんな風に
突撃
(
チャージ
)
出来ないし、凄く参考になる……」
自身の理想の動きに近い事を眼の前で見たせいか、フェイトも人一倍驚いてる。
だけど……。
「……」
「なのはちゃん。しっかり」
苦笑を浮かべるすずかの言葉も届かず、なのはだけはフェイトの未来の姿に心奪われているようで、顔がうっとりしてる。
「あ、じゃあ流ー?」
「はい?」
何かに気づいた様子のスバルが元気に手を上げて。
「大っきいなのはさんも居るの?」
……。
「さ、次はラストマッチですよー。相手は二人ですが、こちらは三人です」
「無視すんのかーい」
……この反応で察してくれたらありが
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