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魔法少?リリカルなのは UnlimitedStrikers
Duel:03 邂逅、轟熱滅砕
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威力も速度も落ちたが、なおも彼女は真っ直ぐ私を見据えて。
「ヒート!!」
セイバーを砕く砲撃と、それを追いかける二発目の砲撃。
そこで私は気づいた。3連射の砲撃なんだと。
炎を帯びた光線が、爆炎を飲み込み、奔流となって向ってくる。
ここでようやく気づいた。彼女はなのはと違う点を。
彼女の魔力は、なのはに比べると少ないし、きっとそこまで多くないのだと思う。だからこその、攻撃に全てを振っているんだろう。
だけど、攻撃を放つ際のロスを徹底的に抑えて。その場に最適な出力を徹底的に見極めて、瞬間火力を調整する技巧派スタイル。だからこそ、三連射の砲撃の内、二発で迎撃、そして、最後の一打を本命として放った。
踏み込んでしまった以上、コレを回避するのは不可能だから、コレは防ぐしか無い。
『Defenser』
こちらから突っ込む形となってしまい、防御の上からでも削られるのが分かる。炎熱持ちなのか、ジャケットが燃え、千切れていくのが見えて、冷や汗が流れるのが分かる。
なのはのバスターとは違って、抉る事は無いが、炎熱と収束の火力に任せての削りが痛いんだ。
でも、まだ……対応圏内。ならば。
『SkillCardRoad』
防御をしながら、スキルカードを使用して、次の一手の為の用意をしてから……。
「トライデント……スマッシャー!!」
砲撃を防いだ際の爆煙にまぎれて、お返しの直射砲撃を放つ。私を中心に三つに別れた砲撃が飛び、彼女を目指してそれぞれが結合しようと奔る。
だが。
「―――貴女がスキルをセット出来る時間があるのなら、それは私も同じです」
私の直射砲撃が爆煙を切り裂いた瞬間、目の前にはバリアジャケットを半壊させた彼女がそこに居た。
「この身が焼け尽きようとも、この身を動かす炎は勝利を掴めと滾っております」
砲撃が収束する直前に突っ込んできた?!
「コレが私の……盤面、この一手……ッ!」
私の盾に杖を突き立てると共に、細い魔力刃を通すと共に私をバインドで縛る。
形こそ違えど、それはまるでACSドライバーの様で……。
「疾れ、
明星
(
あかぼし
)
すべてを焼き消す炎と変われ」
眼の前で魔力が集束されていき、更には炎熱変換による焔が赤々と燃えるそれは―――
「真・ルシフェリオン、ブレイカァァァァ!!」
―――なのはに負けず劣らず、とても強くて、驚いたなぁって。
――side震離――
勝負がついた。結果はシュテルの勝ち判定で、その結果に皆が驚いてる中、一人だけ。
「……あー、ありゃ捉え方の差だなぁ」
一人だけ、結果を冷静に分析して呟いてた。
響の言う通り、コレは
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