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蒼と紅の雷霆
蒼紅:第二十一話 潜入
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シャオの言う通り、ゲートモノリスを発見した2人は早速破壊を開始する。

「シャオは初めてなの?ゲートモノリスを見るのは」

『大陸にはなかったなあ。ゲートモノリス』

ゲートモノリスを破壊するとGVとソウは前進する。

『その下を進むと、格納庫(ハンガー)だ。皇神は飛空艇内で試作兵器の運用実験をしているなんて噂もあるみたい』

数多くの兵器を保有する皇神のことだからその噂が事実だとしても不思議ではない。

因みにシアンを誘拐したテセオはGV達の予想した通り、飛天内部にいた。

「雷霆兄弟キターーー!!電子の謡精(オワコンアイドル)のためにホントに凸ってクるとか暇人乙ww電気マンだけに、これがホントの電凸乙つってwwwうはww だれうまwww テセオさんテラ寒スwwwwwさてはて〜実力(じつりき)はどんなもんかしらん?」

テセオは自身の能力を発動させ、そして格納庫に到達した2人が目にしたのは地上に皇神の飛行兵器が発進するところであった。

「あれは…皇神の飛行兵器か?まさか地上を攻撃するつもりか?オウカの屋敷はここから大分離れているが…万が一を考え…破壊するべきか?」

少し悩むソウだが、そこにシャオが通信を入れてきた。

『ちょっと待って、2人共!この進路は……大変だ!暴走した“飛天”は皇神の超高層ビルに衝突しようとしている!』

「何だって?」

『予想される被害は甚大!皇神だけじゃない。このままじゃ、被害は大勢の民間人にまで及んでしまう…!』

「飛行兵器は後回しにして、今はこの飛空艇を止めるしかないようだね」

『あ、2人共!その先に、緊急時用のコントロールルームがあるみたい!GVの蒼き雷霆なら、きっとコントロールを奪えるはずだ!衝突まで時間は少ない…急いで向かって!』

「了解」

「やれやれ…」

ソウが溜め息を吐きながらダッシュジャンプと雷撃鱗のホバリングで穴を飛び越えると、GVも同じやり方で突破して先に進む。

しばらく進んでいると後方から緑色の光が迫る。

「何だあれは…?あの光…俺達の第七波動と同系統の能力か?」

「兄さん、あれは危険だ。あれに触れてはいけない…早くコントロールルームへ急ごう」

2人は光に触れないようにダッシュで駆け抜けながら逃げに徹する。

「GV…お兄さん…」

モニターに映るGVとソウの身を案じるシアンにテセオはからかうように言う。

「そーんなに心配しなくても大丈夫っスよ?別にコロコロしようとは思ってないんでー。あの2人、特にソウの方はパンテーラのお気に入りみたいっスからねーwwつか、うっかりやっちゃったらテセオさんがパンテーラにお仕置きされちゃうーつってーwww」

「…パン…テーラ…?誰?」


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